Piccadilly Circus2

pica2_10.gif 2003.12.10発売


 4年ぶりのPiccadilly Circus。その音はあの時のまま・・・なんて贅沢な音なんだろう・・・いろんな音が見えてくる。
所々に聞こえるたとえばシンバルのチチチンみたいなさりげない"おかず"がうれしかったりして~

★ King Of The World

前作♪愛の歴史を始めよう♪を思い出させてくれる曲です。これが一番Piccadillyらしく感じた曲かなぁ、私には。
新しいアルバムのOpeningにふさわしく壮大にかっこよく決まった!これはLIVEのOpeningにもなりテーマを締めくくるEndingにもなりえる曲そんな風に聞こえる。
これぞ上田さんのドラム!というのが気持ちいい。ドンと響くフロアタムの音もいいんだけど個人的には伊豆田さんから松尾さんのVocalが入る前のマーチング的な(??)細かいきざみのスネア(なのか)の音の切れのよさが心地いいのだよ。そして間奏のツインギターこれもまたかっこいい!気持ちいい~
ボロボロな心で・・・今の私にはとってもタイムリーな歌詞なんだけどまるで私を励ましてるかのような歌詞なんだけど「今はとてもこんなふうに前向きになれないよ!」とひねくれて聞いてしまった曲なのです。う~ん闇の向こうに光りは見えてないんだけれど・・・あるのかなぁ。(^^;

★ Wedding Bells

オフィシャルサイトの「決して結婚式で歌われる事はないでしょう」という言い切ったコメントに、もうバカウケした私です。松尾さんのVocalだというしもうそれで既に曲のイメージができあがってて聞いてすぐに「BINGO!」あまのじゃくの私にはこういうシニカルさが気持ちいい~
"病める時も健やかな時も~~"のあたりに流れるサイケなSEがスピーカーの左右から縦横無尽に聞こえてくる感じが好き。
結婚20年になる私には♪永遠の愛を誓いなさいの歌詞が一番ものすごくおしつけがましく皮肉っぽく聞こえてニヤリ。と思っていた横で一緒に聞いてた娘が唐突に「誓いなさいって、そんな・・・」といかにも人に強制されてたまるかみたいに突っ込んでいたのが笑えました。

★ 僕の好きな本

このあたり杉さんの世界なんだけど単純にPopだけで終わらないというかちょっと重めの音に聞こえるあたりがきっと上田&あづまのリズム隊のカラーなんだろうなと思わせてくれる曲でした。
♪返事をくれるならメールじゃなくて手紙がいい。君の文字がみたい。そんな内容の歌詞がでてきますが「自分の思いはやっぱり自分の文字で送りたい」たとえ下書きはワープロで書いても達筆じゃなくても時間をかけて直筆でちまちま手紙を書いてる私には何とも嬉しい歌詞でした。同じ事を書いてもワープロの文字に綴られた思いよりもその思いはちゃんと伝わる・・・そんな気がしませんか?歌の本題とは違うけど~(笑)

★ 夏のフィルム達

こういう曲の上田さんのドラムってなんでこうメロディアスにはまるんだろう・・・昔からそう、TULIPの頃から好きな上田さんの音。切ないのよ、ドラムの音だけで・・・歌詞もいらないくらいに・・・

★ Stranger in your eyes

出だしは60年後半の歌謡曲っぽいようなどこかで♪夢のカリフォルニアを思い出させるようなそんなレトロな曲調で始まり80年代のディスコティックなアレンジとなりかと思えばスペイン調カルメンっぽいギターが入っていたりと曲の表情がころころ変わる。
あづまちゃんのVocalあたりのタムまわしの感じとかディスコ調のあたりの裏拍のハイハットとかが好き~~気持ちいい~
「これ聴いたことあるような気がする」と横で言っていた息子。「初めてかけるのに聞いたことあるわけないでしょ!」という母。でも、この「聞いたことがある」これがこの曲の意図的な作り方なんだと思うけど。いろんな要素を意識的に組み込んでるわけでね~

★ B列車で行こう

シャッフルのドラムとおっかけコーラス部や♪B-Train~~の上田さんのコーラスがうれしい、うれしい~~~このあたりで既にメインVocalの方はどーでもよくなってる私。(^^;
4年前で"哲、この部屋"(笑)や前作にオマケのように入っていた♪Back Stage Ragで聞いた哲ちゃんの世界だなぁとシミジミ。JAZZのスタンダード♪A列車で行こうに引っ掛けたタイトルといいこういう遊び心好きだなぁ。
息子が「A列車で行こうって?」とこの歌詞に反応していたのがびっくりでした。タイトルを教えたら「そういうことか」と笑ってたけど「おーあんたもわかったか?」そんな感じ~

★ Troubling Man

「あなたの周りにもヒトリはいる」というよりも「あんた自分のこと歌ってるでしょうが、あづまちゃん!」と笑いたくなるタイトル&歌詞です。
いやぁ、ほんとあづまちゃんのVocalがなんともとぼけた感じではまりすぎてカワイイのです。憎めない奴なのです。GAR-YIZでめいいっぱいシャウトしてるイメージが強すぎるんだけど違った一面をみれたようなそんな感じ。
ここでも数少ない貴重な上田さんのコーラスがうれしい。あづま、杉、松尾の3声のハモに上田、伊豆田のコーラス、何とも贅沢!!こんなのがさりげなく何気なくでてくるんだもんなぁ。
コメントに"ビートリーな"の文字があったように一番Beatlesっぽい曲でしたね。出だしのギターは♪Here Come The Sun♪??ベースラインは♪Two Of Usかなぁ~途中のハーモニカは♪Love Me Doや♪I Should Known Betterあたりを思い出させてくれました。
でも、"打ち込み"なんだよね?Drumのクレジットがない。それは気に入らない!!!唯一上田さんが叩いてない曲です。(悲)音は上田さんの音って感じで違和感はないのだけど、う~~ん・・・なぜ?

★ とびこめFreddy

今回私の一番のお気に入りです。私の趣味~~もともとこういうのが好きなのよん~そんな感じ。出だしの70年代のプログレロック調というのかPiccadillyにすればこういうヘビーなのはちょっと新鮮かも?あったっけ?もーっと重くてもイイケドなんちゃって。伊豆田さんがいるからできる曲だろうなぁ・・・杉さんや松尾さんのVocalじゃ軽すぎちゃって似合わないなとか・・・(笑)こういう曲の重いドラムもいいんだなぁ~

★ 僕がシチューを作る理由(わけ)

すっかりメジャーな(??)某シチューのCMソング。娘に一番うける曲です。
ちょっとJazzyな雰囲気で優しい曲ですねぇ~コンパクトな曲なんだけど暖かい。
これはきっとブラシで演奏されてるのねとなんだか優しくなでるように叩いてる感じで聞こえるドラムが嬉しかったり。

★ Dry Season

イントロからコンスタントに響いてくる低いドラムが耳に残ります。でもどうしても♪熱き心に♪がダブって聞こえて来てしまうのはなぜ??(^^;;;;;;
今回唯一作詞の中に上田さんの名前がクレジットされてる曲。そして'99のLIVEで♪Dreamerとともに"いもむし・毛虫"のペア(??)で登場していた曲です。やっと、やっと日の目を見て私の耳にも届きました。上田さんが関っておられる歌詞とか思うと愛着もひとしお~(動機不純?)同じ頃にできた曲だからか雰囲気は似てる気がする。松尾さんのVocalのせいかなぁ・・・雰囲気が似てるといえば前出の♪僕の好きな本♪もおなじ路線のような気もしたけど・・・
途中バイオリン(だと思うけど胡弓っぽいというか)が奏でるちょっと中国風のアレンジがおもしろいです。

★ Boy From Tokyo

前作♪21st Century Man♪に代わるロックンロール。タイトルを見て♪Woman From Tokyo♪に引っ掛けたなとにやりとした曲だったりしますが・・・曲はもっともっと軽快な勢いのあるロックンロールでした。この曲も'99のLIVEで既に登場してる曲です。
しかし・・・はっきりいって物足りない!いえ、曲がじゃなくてCDで聞く事のもどかしさというかこれはもう炸裂する上田さんの生ドラム&パワフルな伊豆田さんのVocalはステージで聞かなきゃ意味が無い~~スタジオだからでしょうか伊豆田さんのVocalがなんだかさらっと流しながら歌ってるように聞こえて来て欲求不満。もっともっと迫力あるはずなのにもったいない!というそういう苛立たしさを感じてしまうのです。だって伊豆田さんのVocalのすごい所がこういう曲をカッコよく歌える所だと思ってるから~もっともっとはじけたいよぉ~消化不良だよ~
歌詞の中で博多から始まって最後北陸Placeで締めくくられてるのが嬉しくって~~ここは北陸!なのだ!よくぞマイナーな土地にスポットを当てて下さいました!ほんとは富山だったらもーっと嬉しかったけど。(ヲイ!)
そして途中でしこまれてる"ドーモ、ドーモ・・・"の合いの手こんなところでもおとぼけあづまちゃんが登場してなんだかいい感じなのです。これLIVEで再現されるんだろうか???是非是非やって欲しいぃ~~~~(笑)

★ (Everybody needs)True Love

イントロで♪僕のRevolutionを思い出してしまいました。杉さんの声がして現実に引き戻されてしまう・・・お願いだからそのまま上田さんのVocalに行ってぇ~~~そんな感じ。;;;;
楽しい楽しいサーカスの終演です。まさに幕引きをイメージさせてくれる。
コーラスに♪Sexy Sadie♪や♪'66~あの頃の僕たちは♪に聞かれるような耳慣れたコーラスが聞えて来てニヤリ。
エンディング近くのドラムはやっぱ上田さんの好きな音。こういうバラードでのこういうフレーズは絶品だとしみじみと思う私。好きなんだなぁ・・・・


いろんな年代の音をベースに曲のアレンジを楽しんでいるバンドだと思うけど1曲を丸まる同じ時代背景で作らずに曲の中でいろんな時代を取り込んでるそんな作りになっているような気がしました。そんなコラボがおもしろい~相変わらず~みたなね。曲は絶対に初めて聞く曲なんだけど随所に「あ、聞いたことある!」な音がいーっぱい詰まってて新しいと同時に懐かしいも味わえてしまう感じなんだなぁ。
これがLIVEでどれだけ忠実に再現できるのか生でホントにそろったら本当に鳥肌モノだよね。
な~んて書くと生意気かなぁ~ま、専門家じゃないので音楽で使われる"専門用語"みたいなのの使い方間違えてるかもだけどね大目にみてちょ!(笑)

再結成後のTULIPの"新曲"(ったって少ないけどね)で上田さんがドラムを叩いてるはずなのにもちろん「上田さんのドラムだ」って思うんだけどでもなんだからしくなく感じてたのだけどPiccadillyだと「これよね!!!これ!」ってちゃんと思えるし、それどころかどうかすると「あ、TULIP・・・」あの時代に耳慣れたらしい音に聞こえたりなんなんだろうなぁ、これは・・・音楽的な難しい理屈は分からないけど私にはそう聞こえた。
バンドってね"Only One"の集合体だから誰一人欠けても違ってもそこで既に同バンドになり得ない。なんだかそんなことを実感してました。"歌っているから"、"たくさん曲を作っているから"それだけがバンドカラーの全てじゃないんだよ。そんなこともーっとたくさんの人に感じて欲しい改めてそう思いました。杉さんのどっかのインタビュー記事で読んだ「一人でも欠けたらやらなかった」の言葉が嬉しかったのだ。
メンバーが1人しか残ってなくても同じ名前でごり押ししたバンドがあったもんね・・・ま、それを"おなじなのに"というファンもいるけどさ、それはそれでその人にはそうなんだろうけど・・・「同じ」と感じる感性が理解できない私なのだ。ん??なんか話が違う方にいっちゃったか・・・でも、そんなことまでシミジミと思わせてくれるくらいに上田さんらしいドラムに感じたことがとーってもうれしかったのだよ~わっかるかなぁ~欲を言えばやっぱ上田さんも歌って欲しいよぉ・・・わかってます「ピカデリーではドラムに専念したい。できればコーラスもしたくない」って・・・でも歌って叩く上田さんが好き。と前のアルバムの時にも書いた。(笑)

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