Piccadilly Circus '98 Tour

'98.2.15 渋谷QUATTRO

なんとか2/10名古屋公演をあきらめたはずだったのだけどどっかであきらめきれてないそんな私に「追加公演決定!」のご案内が…「休みの日、休みの日」とみると2/15(sun)渋谷。「これだ!!!」またまたダンナの許可を取る事もなく勝手に「ライブ参加」を決めてしまった私です。(実はこの時まだ白馬でのCount Down Liveへ行く事を決めていなかったのでそんなに罪の意識はなかったんですけどね。この後が大変!)

とにかく少しでも「家事」はしなきゃとこれでも一応気を使ったつもりで行きは飛行機、帰りは当日の夜行列車というほぼ「東京日帰り」の予定を組んだのです。これなら月曜日お弁当も朝ご飯も作れるし子供も学校へ見送れるし仕事を休む事もない。な〜んてけなげなお母さんなんでしょ!(普通はねこんなにしてまで東京へはいかないんだよ!<自己突っ込み)
でも、さすがに仏の顔も3度までこれからでかけると言う時になって「おまえ、ちょっとやりすぎじゃないか?」とのダンナのお言葉。「なにもこんな時に言わなくったって、だったら最初から言えばいいジャン!」と思ったけどさすがに言えません。「今回でとりあえず一段落つけるから・・・」せっかく楽しみにしてたライブなのに出鼻をくじかれた感じ。
ま、自分でまいた種です。反省はしているのよ一応・・・・・

久しぶりの東京はなんと雪!「げ!?富山だって今日は雨だったぞ、帰りちゃんと帰れるかなぁ」なんたって今日は朝からついてないし・・・7年ぶりに訪れた渋谷はまるで様変わりしていて迷子になりそうでした。西武デパートを見つけてやっと見慣れた景色にほっとしたものです。いやぁ浦島太郎気分だなぁ。

宇田川交番前で、Piccaのライブ3回目となるAZUMAさん、Picca初体験の宮城さんファンのあやりん、同じく初体験のさんちゃん、そして私。いっしょにライブを見れる人がいるっていいねぇ…なにしろ4人分のチケットは私が持っていて飛行機が飛ばなかったら全員が見られないなんてことになりかねない状況だったのでみんなそろって一安心だったのでした。
チケットの整理番号は97〜100番。「これじゃ、前のほうでは見られないねぇ」なんて完全にあきらめ気味。男性二人は「音さえ聞こえれば問題ない」方ですし、あやりんも宮城さんがいないから場所なんてどうでも言い訳で唯一わたし一人が「上田さんが見える場所」を求めてうろうろと・・・結局いい場所がわかんなくて一番後ろのちょっとフロアが高くなってる場所のカウンターぽくなってるところにあやりんと二人で落ち着く。きっと、騒ぎまくるであろう2人とは他人でいたい男性組(??)は更にその後ろの丸テープルへ。

いよいよライブ開始。メンバーがステージに出てくる。・・・・・・・・・大ショック!もしやとは思ったけどやっぱり・・・・・松尾さんの陰になってまるで上田さんが見えない!!(;_:)( ;;;;;;;;;)上田さんがみたいならPiccaでは絶対右寄りはだめだぞ!とは聞いていたけどここまで完璧に隠れちゃうのねぇ。と、今更気がついても後の祭り。しかもなんだかやたら「関係者」のシールをつけた方々が目に付く妙にテンションの低い場所に陣取っちゃったわけで「日ごろの行いが悪いせいね」と今回は純粋に(?????)音だけを楽しもうと自分に言い聞かせてみる。

2回目のPiccadilly Cirsus。Openingは前回と同じ。上田さんの高音パートのコーラス。かろうじて見える右肩で、息継ぎされるのが分かったのがなんだかすごく記憶に残っている。そして「Baby It's All Right」時々伸びてくる右腕だけを見つめながら最初っから乗りまくる。こういう時スタンディングはいいねぇ、周りを気にせずに踊っていられる。(いや、周りから見たらきっと変なおばさん状態なんだろうけれど、そんなことはかまってられない)せっかく東京まで来たんだから思う存分楽しまなきゃ!
今回は上田さんが見えない分前回まるで見てなかったメンバーの様子がしっかりと目に飛び込んでくる。7人ともすごく楽しそう(上田さん以外はみんな完璧に見えるわけで・・・)
「愛しのテラ」の時だったかなぁう〜ん「お泣きメアリー」だったかなクルクルとスティックがまわった。「へぇ〜〜こんな時にまわすのねぇ」なんて変に感心したりして・・・TULIPじゃスローな曲でしかお目にかかった事がない気がするんだけど。

伊豆田さんのMC。憧れのミュージシャン、エリック・カルメンに会う事ができたと言うお話だったのですが、嬉しそうに語る伊豆田さんの話を聞きながら「わたしたちとおんなじじゃん!!!」「そうでしょ!そうでしょ!私たちの気持ちも分かってよぉ〜」「だから、私のアイドルは上田さんなんだってばぁ!だから今日来てるじゃない!」などと訴えかける私たち。(もちろん、他の人には聞こえないように)でもね、伊豆田さん「エリック・カルメン・マキ・・・」「あるまじきアルマジロ・・・」などなどオヤジギャクは辞めようよぉ〜〜同い年の私としてはこんな年でこういうギャクを飛ばして欲しくないですぅ。
そして、恒例の「小部屋」。名古屋と同じ「The Fool On The Hill」で♪メリーゴーランド♪のボケ。こういうのまで繰り返さないでぇ…(^^ゞでも、歌声は文句ないです。私も自在にピアノが弾けたらなぁ・・・・・ひたすら尊敬のまなざしです。

「Never Cry Butterfly」の後はお待ちかね(って私だけ?)上田さんのMC。松尾さんが横によけてくださって初めて上田さんがまともに見えた時間です。後にも先にもこの時だけ。
上田さん伊豆田さんの話に「所詮他人事ですよね。そりゃよかったね、気持ちは分かるんですけど」だなんて…冷たいなぁ。それから御自身がTULIP時代にBeatlesのメンバーと遭遇し損ねた話をされてました。でもね上田さん財津さんたちがポールにあったのはレコーディングでロンドンへ行った時じゃないですよぉ。その後'76にヨーロッパ旅行された時だと思うんですが・・・・で、財津さんがカンヌでジョージにあったのもこの旅行の時だったんではないかと確かラジオで聞いた覚えが…って、あら捜しをしてどうする。
そしてホノルルマラソンのご報告。やっぱり行かれてたんですね。「ジョン・レノン・フォーエバー」とか「Beatles College」なんかがそのあたりにあったのでもしかしたら行かれなかったのかと思ってたんですが…なんだかその行動力に感心してしまう。

MCが終わると再び「雲隠れ」状態。ふぇ〜〜ん。曲は「彼女のブランニューディ」この曲リズムが複雑ですよね。Piccaの曲は全体に変則的なリズムが多いと言うかバラエティに富んでると言うか(こういう表現力を持たないのが自分でも悔しいんだけど・・・・)ドラムの腕の見せ所みたいな曲が多いのでうれしくて、シンバルが入るタイミングが自分のノリとぴったりあっちゃうともう最高に幸せ気分です。ライブはこうじゃなくちゃ!

今回の曲はほとんど(完全に?)前回のものとおんなじ。で、唯一違ったのがアンコールでの「JET!」まさに、きゃぁ〜〜なのです。Piccaのオリジナルじゃなくて申し訳ないけどこれが一番感激したかもしれない。小6でラジオの洋楽のランキング番組を聞き始めた私にとってはTULIPよりも先にであったのがWingsだったわけで、ポールがBeatlesのメンバーだったなんて事も後から知った世代です。でも、元曲はこんなにテンポが遅かったっけ?こんなに低く重い感じだったっけ?もうちょっと飛ばして欲しかったなぁ。自分のノリのほうが先走ってしまって(嬉しさのあまりか?)ちょっと欲求不満気味(^^ゞ「家へ帰ってテープを探して聞いてみなきゃ」う〜ん「Live And Led Die」も聞きたかったなぁってWingsのコピーバンドじゃないって!
オーラスも前回同様再び「Baby It's All Right」。「今度やる時はもっと新曲やりますからね」この言葉を期待して次のPiccadilly Circusのライブの日を待つ事にします。とは言ってもしばらく「自宅謹慎」に入る身ゆえホントに行けるのか?

再びアンケートに役にも立たない事を書いてきてしまいました。もっと気の利いた事書けないかなぁ・・・・・まったく自分が情けないったら。

帰りの電車の中でずっと「上田さんのテープ」をかけっぱなしでうとうとしながら富山についたせいかPiccaのライブへ行ったのに頭の中はすっかり「Take Off The City」になっていたという・・・・これもちょっと悲しかった。ライブの様子を思い出そうとしてもMCしてる上田さんとクルクルスティックをまわしてる右手しか思い出せないし、もしかしたら今度はいつ行けるかわからない状況だと言うのになんだか消化不良だよぉ〜。

でも、家へ帰ればそんな気分にさえ浸っていられない慌ただしさ。お弁当に朝ご飯、余計なおまけで3ヶ月に一度の「みどりのおばさん」当番までまわってきてたし更に後は自分のお仕事へもいかなくっちゃ。めいいっぱい気は若いのだけれど体力はしっかり実年齢。いやぁ、仕事中の眠かった事!無理をやるもんじゃぁないですねぇ。それでも寝込むような事もなく毎日が充実してる気がしてなんだか「よし!やるぞぉ!」と言う気にもなってくるのです。これもMagic。
さぁ、次回のライブを目指してがんばろ〜〜っと!<懲りてない奴です。^_^;