Martinton 08 Like a Party
仲秋の都の夕暮れに誘われ二度目の歌会 〜京都バースディ編〜”

'08.10.25 京都 都雅都雅

秋の京都!去年は行く予定にしていながら両手骨折というアクシデントに見舞われて泣く泣くあきらめざるを得なかったBirthydaライブ@京都。今年こそは!の願いも通じ日帰りながら京都観光も堪能できたし楽しく充実した1日になりました。


京都観光を何とか時間内に終えて割りと早めに河原町についていたのに駅の出口を間違えていたらしく“徒歩1分”のはずの会場がみつからない!(汗)どっかに住宅地図らしきものはないかと歩きながら探し回りようやく方向をつかんでネットの地図で見覚えのある場所らしきところに歩きつき一安心。今回、ソロにしては珍しくいい整理番号をいただいていたのでやっぱりそこは無駄にはしたくなかったし〜(笑)

リハが押していたのか会場時間間近になってからだったでしょうかようやくスタッフが整理番号順に並んでくださいとの指示があり一足お先に店内へ続く階段あたり(写真の扉をあけると続いていた階段です)に通され開場を待つ。しばらくしてお店からスタッフの方と杉原さんが出てこられようとする姿が見え「え?もしかして上田さんも???」との期待が・・・そして期待通りというか予期せぬラッキーと申しましょうかみんなが1列に並んでいる階段を通り過ぎてお店の外にいかれるという〜〜リハ後のTシャツ姿の上田さん!きゃぁ〜〜思わぬ幸せ♪

程なくしてお店に入り右側スピーカー前あたりのテーブル席に着く。このライブハウスはよくある“ワンドリンク付”で入場の時にドリンクチケットを引き換えにいただくシステムではなく席についてから店員さんが“ワンドリンク&ワンフード”の注文をとりに来るという私にとってはCAVERN以来の体験。・・・それで開場から開演までの時間が長かったのね〜という感じ。
最初からワンフードとは聞いていたのでお昼は食べずに行ったのだけどそれでもやっぱりライブ前は食べる気にならずとりあえずポテチを頼んだけどほとんど手付けずのまま・・・もったいない・・・500円・・・・(笑)


定刻をどのくらい過ぎていたのでしょうか?なんと客席の隅を通って上田さん、杉原さんの登場。
この日の衣装はシルバーと黒の太いストライプのジャケット(前にも何度か見たことがあるやつだと思うのですが〜最初に4,5曲やられた後に「もう脱ぐの??せっかくおしゃれしてきたのにぃ〜」とかおっしゃいながら暑い!と脱いでしまわれましたが・・・予定ではカラオケコーナーが終わるまでは着ておられるつもりだったんだそうで・・・ジャケットを脱ぎ始められたらすかさず♪タブー@ドリフのちょっとだけよぉ〜の曲を演奏されていた杉原さんがおかしかったです。)にワインカラーのシャツに黒にシルバーのラメラメのかなり細身のネクタイだったはず・・・

登場された頃と同じ頃からだったでしょうか会場には虫の音のSEが流れる。・・・あー秋だし、今回は♪虫の声からスタートかなぁ〜でも、ちょっと♪チンチロチンチロ〜じゃせっかくのムードもねぇ・・・とか頭の中でグルグルしているうちに上田さんが歌い始められる。♪夕空晴れて秋風吹く・・・・(♪故郷の空)あーこの曲かぁ・・・Martinton08のシリーズはずっと季節感を大切にした唱歌から始まるパターンになっているみたい。(博多、名古屋はどうだったんだろう?)こういう構成、選曲をされる上田さんの感性が好きです。・・・ロマンチストなんだなぁ・・・超現実的な私の周りの男性からはこういう感性は想像できないもんね;;;;・・・と続いてなんと♪September(友達にこの曲やったと言ったら吹き出してひとこと“にあわねぇ〜〜 ”と。。。;;;)ポップなアレンジではなくあくまでもしっとりとした感じで。意外な選曲でした。でも「もう10月なんだけど・・・」と無粋なことを思っていた私だったり・・・(^^;;;

以下順不同・・・
選曲は“幹”はMartinton 08通じて同じ感じで枝葉でそれぞれのライブに違いを出されてる感じかなぁ・・・
カラオケコーナーは♪街を渡る汐風だけになったり、“弾き語りコーナー”が杉原さんも交えてのちゃんとした1曲を演奏される感じになったり・・・“生”ドラムでの曲も基本2曲は同じで1曲違えたりみたいな・・・
“姫野の曲に歌詞をつけた曲”コーナーは“姫野が歌っている僕が詞を書いた曲”コーナーに名前変えしたそうです。(過去のMartinton08のレポを参照いただければお分かりいただけると〜・笑)
年代順に行きます。と♪外へ出ちゃあぶないよ♪見すごしていた愛♪My Soul Town♪果てしない旅と4曲。春は3曲でしたが♪外へ出ちゃ〜が増えたのですね〜曲が入ってるアルバムなどを紹介しているときに「♪見すごして〜は・・・確か“TAKE OFF”・・・でしたっけ?」と言いながら「誰に聞いてるんだよ!自分で作った曲くらい覚えてとけって?」と自己ツッコミされてたのがおかしかったです。間違ってたらもちろん、突っ込んでます、私;;;;;

そして今回京都の目玉@私にとってのかなぁは“上田 ワン’s コーナー”
♪しっぽの丸い小犬@TULIP(♪夏色のおもいでのB面です)@まさかこんな曲が出てくるとは思いませんでした。♪Septemberもそうですが自分が書いてない曲を歌う時はさらに緊張されるそうです。シングルB面できっとTULIPのファン内でもマイナーな曲だと思うのですが個人的には結構好きだった曲なのでうれしかったです。が、上田さん「一度歌ってみたかったんでやりましたが1度やったのでもうやりません!」って・・・そんな・・・(^^;;;
♪茶色の毛の犬@TONY@上田さんのblogで加瀬田さんから音資料を手渡してもらったとの記述から気になっていた曲の正体がこれか!って感じでした。いつぞやのライブで「LPに入れるつもりでレコーディングはしていたけど曲調があまりにも他の曲と違うのではずされてしまったのでいつかやりたい」みたいにおっしゃっていた記憶があるので実はひそかに期待してました。“新曲”の詞のモデルがテツだというお話を伺ってから・・・・あの当時意識して“みんなのうた”風に作ったのにそれがもとではずされて残念だったみたいなお話をされていました。私は、渋谷公会堂(今のC.C.Lemmonホール)で初めてTONYのコンサートを見に行った時に聞いたことがある曲です。唯一の加瀬田さんのVocalでこの曲のことが頭にあってこの曲の番が来るまでずっとどきどきしていたみたいなMCをされていた加瀬田さん。とてもやさしい歌声で歌い終わったあと「これでギターに集中できます」みたいなことおっしゃっていた横顔がなぜか一番記憶に残っているシーンなのです。上田さんのことすらよく覚えてないのに・・・そこだけ記憶が残っているというか・・・(あ、佐藤さんの“葛根湯”の話と・・・)(^^;;;その後のTONYのライブではもう演奏されなくなっていたと思うのです。まさか、こんな時代になって改めて上田さんのVocalで聞くことがあるなんて・・・時の流れは不思議です。
そして名古屋で登場したという“新曲”♪Dear Friend@日程の都合で行けなかった名古屋。いの一番に聞けなかったのだけは心のこりではありますがでもやっと聞けました!♪茶色の毛の犬のイメージがあったので勝手にまたそういうほのぼのとした感じの曲になっているのかと思っていましたがまるでイメージ外だったので新鮮だったしとても上田さんらしい曲のような気がしてうれしかったです。なんていうのかなぁ・・・ギターの音がシタールのように聞こえてくるというのかGeogeがインド音楽に影響されて作った曲の雰囲気を少し取り入れているようなそんな感じに聞こえました。歌詞をかみ締めながら聴いていると上田さんにとってのテツの存在の大きさといいますか本当に“兄弟”のように一緒に育ってきたんだなぁみたいな・・・そしてテツにとってもきっと上田さんは“兄弟”であってきっと今の上田さんの姿を近くに座ってうれしそうに聞いているんだろうなぁみたいな気になってきて涙がこぼれてしまいました。
「この曲、来年には12月のXmasライブに向けて作ろうと思っている曲とあわせてシングルになるかアルバムになるかまだ決まってませんがCDにしようと思っています」とのうれしい発言も!シングルと言わず、是非アルバムを期待したい私です。曲数が間に合わないのであればそれこそ日の目を見れずに眠ったままのTONYやU-BANDの中の曲たちにもスポットを当てて今の上田さんの感性でリメイクしたものも入れて欲しいと思いつつ・・・自分がずっと追いかけているミュージシャンが常に意欲的でいてくださるって本当にファンとして幸せだと思います。!ファンでいてよかったぁ・・・というかだからファンなのか・・・!?

そして“弾き語りコーナー”
しょっぱなから「ピックがない!?」で始まりさらに上田さんのアコギの音がでないというアクシデントから始まったコーナー。何度も弦を弾きながら「何で音がでないの??どうしたらいいんでしょう、私?」状態な上田さんがちょっとかわいい。(笑)いつもならばこのコーナー杉原さんは袖に戻ってしまわれるのですが今回はご一緒のようでギターのことなら杉原さん!とばかりに心強い助っ人。どうやら“バッテリー切れ”が原因だと判明。(今のアコギってマイクが内臓になっているのね〜と妙な発見した私。・・・やっぱ高いギターは違うのか?)「どなたか9V電池お持ちの方〜」って客席に聞いたっていないって!(笑)でしばし電池待ち。ギターはすっかり杉原さんに預けて場つなぎのMCされてる上田さん。TULIP時代、南青山のアパートで起こった出来事を唐突に・・・きっと古いファンならばすっかりおなじみのエピソード(私が覚えてるくらいだもんね)“パンツ泥棒事件”を・・・あの当時は雑誌の記事でなんとなくその真意を疑っていたけど「やっぱり本当にあった話だったんだ」と思って聞いていた私でした。そして無事電池もセットされ上田さんの元に戻ってきたギター役目を終えて戻ろうとする杉原さんに・・・「で、これにつなぐ“しぇん”はどれ?」・・・最後の最後まで手のかかる上田さんでした。(笑)「まったく手がかかるなぁ・・・」とでも言いたげな杉原さんの表情がおかしくてとても頼りがいのある保護者に見えた出来事です。そしてひとり“しぇん”って・・・とウケていたのは私です。“さしすせそ”が苦手な博多人の顔も見せてくださった上田さん、TONYの頃加瀬田さんを“かせだ”といえなくて“かしぇだ”になるとからかわれていたと言うお話もほんとうだったんだぁと思っていたのでした。
そして無事ギターの音も出てさぁ曲へイントロが始まった直後に更に「ちょっと待った!」・・・「音が出なかった!」なんと緊張のあまりか??空振りされたんだそうで・・・「びっくりした〜〜〜空振りするなんて〜」と汗(^^ゞの上田さん。アクシデント続きで始まったのがなんと♪いちご白書をもう一度。杉原さんのリードの旋律がまた懐かしい。そうそう、こんな感じ!この曲、麻丘めぐみさんのライブの時に歌われたと言う曲ですよね!確か名古屋かどこかで歌われたって聞いたような気がしますが、ここで聞けてうれしかったぁ〜私自身この曲を一番よく弾き語りで歌っていた思い入れのある曲なのでなんか自分も弾きたくなってなんとなく左手が動いてしまっていたりして・・・青春なのです。

弾き語りコーナーが終わってもとのドラムに戻理想になられた時にに杉原さんから一言、「後ろです!」・・・「後ろか・・・」このあと生ドラムコーナー(勝手に命名;;;)へ行く段取りで〜
やっぱりうれしかったのが♪激痛に耐えた恋!!このコーナーの最初がこの曲でした!イントロがだんだんそれらしくなってきて「え???あーーこの曲!!」と思える瞬間が好きです。ロックンロールで一番上田さんらしさが出ていてライブにぴったりだと思っていたのになかなか登場しなかった曲。何度もアンケートに書いてしまいには「・・・と書いたらいつかはやっていただけるんでしょうか?」とケンカ売ってました。(笑)名古屋ですでに出ていたと聞いたのはつい先日ですが私には“お初!”気分はもうノリノリだったのですが客席の雰囲気はなぜかいまいち温まっていないような・・・「えーーーーロックンロールなのにぃ〜〜〜」スタンディングしたいくらいでしたがそんな感じじゃぁなく仕方なく座ってジタバタ。その後の2曲は♪Because♪遠い未来。これはこのコーナーの定番でしたね、この“シリーズ”の。このコーナーのこの選曲は私の好みで選んでもらっている気分になれるのです。♪遠い未来のエンディングのドラムとギターの迫力が圧巻!たった二人でこの音!と思います。

上記曲以外に演奏された記憶に残ってる曲は・・・
♪Daddyはロックンロール中毒♪尖った涙♪Sunny〜朝日はそこに居たよ♪’66 あの頃の僕たちは♪百年山笠♪そうたい!・・・まだあったかな?(^^;

エンディングは♪STARS〜大切な別れから♪Gratitudeへ・・・

アンコールはこれもMartinton08定番♪荒城の月@ロックバージョンから♪Break Out、そして久しぶりの♪チープ・ショット♪早くおいで(いずれも“正調!??ロックンロールバージョン)♪チープ〜もなんですが♪早くおいでのロックンロールバージョンはすごく久しぶりに聞いた気がして逆に新鮮だったり〜

今回のライブは上田さんの“Birthday Live”だったのです!ということで最初のアンコールの後に杉原さんだけが登場。♪Happy Birthday To You〜を歌い始められる。そんな中上田さん登場〜♪Dear 上田雅利〜と歌いながら何がいいですかね〜と客席に客席から“ガーリー”との声が上がって「みんなで歌ってね」と改めて“合唱”。♪Happy Birthday〜〜〜スタッフさんがローソク2つ灯った小さな丸いケーキを持って上田さんへ〜無事炎を消して「いつ来るのかと思ったらここで来たかぁ〜〜」とニコニコ照れくさそうだったり〜そして大ラス曲は♪Birthday@Betlesへ最後の最後はやっぱりこの曲、♪オイサ!で大盛り上がりでライブは終了したのでした。


上田さんは最初からMCもテンション高めといいますか、今まで私が見てきたソロよりはしゃいでおられた風にお見受けしました。
そういえば時々ドラムが走る上田さんではありますが、今回初めてVocalが走ってると感じる瞬間が2,3回あったり。(笑)
笑顔も増えたと言いますか・・・久しぶりに“一人ツッコミ”満載でマイクがないところでの“ひとりごと”もたくさんでなんだか楽しそうで、そんな笑顔を見ている私も自然に笑顔になっているような〜(いつも上田さん見てるときはにやけてるってか?)楽しいライブでした。
ソロライブも回数を重ねて上田さんもすっかり余裕ができてきたということでしょうか〜