Martinton 2011 〜knock on the suite〜

'11. 7.30 名古屋 TOKUZO

毎度ソロの整理番号はよろしくないわけで(笑)ひとつくらい前の隅っこに空席ないかななんて思ったけどそう都合よく見つけることも出来ずに適当に座った場所は10日前に富山の普通のホールで見た財津さんのコンサートよりもステージから離れた席でした。(一番前のほぼ真ん中席を生粋の財津ファンにお譲りしたにもかかわらず)チケット運入れ替わって欲しかった。もっともアンコールの時のサプライズでは特等席に早代わり〜〜だったのがラッキーでしたが〜
そして、この席が懐かしい再会を運んできてくれて結果、今までのどのソロよりも楽しく自分の中で盛り上がれたライブになったような気がします。



Openingはなんと♪TAKE OFF!もうこれですっかりひきつけられてしまいました。イントロのあのドラムの音に鳥肌!
一部ではTULIPの曲のメドレーをこんな構成をなぜご本家でやってくれないのだろう・・・そんなことばかり考えていました。面白かったのが財津さんと上田さんのキーの微妙な違いというのか〜たぶんちょっとだけ財津さん低いんだろうなぁ・・・♪風車のひとりでに回るかざぐるまの“ま”の音が低いところギリギリな感じがおかしかったり〜ぢつは私が歌ってもこの音上田さんと同じ感じになるんです。子供の頃からそれがなんか悔しくて〜でももしかしたら私上田さんとキーが一緒?なんてちょっとだけ思っちゃった。(笑)ちなみに私普通の女性ボーカルのキーは合いません。ハイトーンといわれる男性ボーカルのキーが一番歌いやすいかも。そんな情報いらんか・・・

この日のライブは2部構成。勝手にぶっ続けだと思っていたのでちょっと意外!

♪甲子園 これは何年か前にオフィシャルサイトでTULIP曲で聞きたい曲のリクエスト企画(?)時に書いていた曲だったりするのです。もうひとつ♪たえちゃんと〜。二人じゃ絶対ムリというかありえない選曲だと思ったからこそのあえてのリクエスト♪(ケンカ売ってます!?)まさか、こんな形で取り上げていただけることがあるなんて(そんなリクエストは関係なかったのかもだけどね)な驚きと共にほとんど違和感を感じない構成にひたすら感動でした。これは姿の見えないこいずみさんの偉大な力のおかげともいえると思いますが・・・なんていうんだろう・・・こいずみさんってホントに普通にTULIPのファンなんだなぁみたいな音なんですよね。そして上田さんのVocal。原曲はもちろんメンバーそれぞれがVocalとってますが一人で歌いきってもさほど感じない違和感。個人的には吉田さんパートの圭右さんのVocalがツボでしたが〜あの低音がいいんですよね〜〜〜そしてそして一生生で聞くことはないと思っていた上田さんご自身のパート。すっかり耳についている若き頃の上田さんの声とは違う随分と大人になったその声に長い時間を感じたりして切ないパートがより切なく聞こえて泣きたくなってしまいました・・・何とか涙は流さずにすみましたが・・・ずっとその部分を聞いていたい!終わらないで!そんな気持ちだったのですよ・・・10分以上の大作のはずがあっという間に過ぎてしまいました。もっとその音の中に浸っていたいそんな気持ちにしてくれる演奏でした。

♪譲らない明日。名古屋で久しぶりに会ったおともだちが「え???この曲知らない!!!」とアタフタしてたのがおかしかったです。そっか・・・前回名古屋のあとの京都で登場したんだっけかこの曲。まだ完成されてない形で・・・ってそれは私も聞いてないですがその後のソロで聞いていたのでわかったんだけど〜

♪二人だけの夜(財津ソロ♪)のドラムのレコーディング当時の“秘密”なお話がおかしかったです。だーーーーい嫌いなこの曲のドラム(確か財津さんのソロライブのどれかのレポに書いたことあるはずなんだけど)。なんだか上田さんが私のために言い訳してくださってるような錯覚に浸ってました。(笑)この話が聞けたこともOK.。どこでもされていたのかもしれませんが〜

blogにも書かれてましたが、ライブの前には一人でMCも含めてゲネプロをされてるそうで〜「何しゃべってもいいから言いたい放題」で何かいってはお一人で笑ってらっしゃるとか・・・想像するだけでもおかしい。圭右さん曰く「えーそっちの方がみたいなぁ〜〜」・・・同感です。それでかな、最近MCの暴走がないのは・・・LIVEとしてはその方がまとまるしそうあるべきなんだろうなってのはわかるんですが・・・好きなんですよね、暴走してる上田さん見てるのが〜(笑)

そしてこんなこともおっしゃってました。「3月に2日続けてDear BeatlesとTULIPのイベントをやったときつまんない演奏をしたらもう辞めようと思っていた」と。「最近はいつもこれが最後かもと思いながらやってる」と。自分で納得のいかない演奏は聞かせたくないんだろうなと勝手に思ってますが・・・そんな気持ちを嬉しくも受け止めてる私がいます。なんていうのかなぁ、上田さんがそういう人であってほしいと思っていた部分もあったので・・・実際ステージで会えなくのは本当に寂しいですけどね。我が家の還暦過ぎなパートナーを見ていてもそういう世代なんだよねと〜。でも「まだまだやれます」との言葉に繋がるんですけどね。私もいつも「もしかしたらこれが最後になるかも」と思いながらたくさん楽しもうと思ってます。


終わってみれば名古屋のお友達のお友達曰く「なんか二人だけが一番楽しんでたみたいだったよー」と。
いつもお二人一緒なんですけどそのお友達は特別TULIPファンでもなくなお方で「客席、私がたくさんいるみたいだった」との感想に大笑いしてしまった私です。
上田さんのソロの時に感じる“居心地の悪さ”がまさにそれなんだと改めて思った一言でした。後ろから見ててもなんか皆さん楽しそうにみえないんですもん、私には。楽しみ方は人それぞれなのでそれをどうのこうのいうつもりもないんですけど・・・今回は波長を同じくできる名古屋のお友達と同じところで同じように反応できたのがとてもとてもうれしかったし楽しかったしいつも感じる居心地の悪さを感じることなく一言「楽しかったぁ!!!」と言えたことがこの日このライブに来たことが私にとって意味のあることだったんだと思ったのでした。