Martinton 09 ノスタルジア

'09. 3.21 大阪 knave、'09. 3.22 神戸 WYNTERLAND

ノスタルジア・・・いろんなイメージがあるかと思います。上田さんにとってのこの言葉がどんな意味合いを含むのか正直考えてしまいました。なんていうのかなぁ、自分が上田さんに求めてる音の楽しみ方と上田さんが伝えたい音楽のズレがあるんじゃないかなみたいなものを時々感じるのです。

ま、結果1曲目(実際には2曲目だけど)のイントロを聞いただけでごちゃごちゃ考えてたことがどうでもよくなってました。
乱暴な言い方かもだけど上田さんが何を伝えたいかなんてどうでもよくって終わったと「う〜〜ん、楽しかった!」と思えればそれでいいのだいいのだ。


大阪と神戸の2Day's。昨年のツアーがそうだったように基となる曲は固定で一部曲を入れ替えた構成になっていました。たぶんこれからのツアーもそんな感じになっていくんでしょうね〜
今までとの大きな違いは弾き語りコーナーとかカラオケコーナーとかを全部排除、基本お二人だけの音で全曲やるという構成。どうしても足りない音は1部カラオケ@ゲスト小泉さん(笑)もプラスされてはいましたが・・・
衣装は上田さんにしては珍しいなぁと感じた淡いピンク@サクラ色のシャツに赤のネクタイ、パンツは大阪は赤、神戸は黒だった気が・・・衣装の色にも季節感を出そうとされている風に感じました。

Openingは前回ツアー同様季節の唱歌@朧月夜。子供の頃から大好きでよく口ずさんでいた曲だったのがうれしい!でも・・・私は♪夕月かかりてと歌っていたのに夕月かすみてと歌っておられた(2日とも)のが気になっちゃって・・・子供にありがちな空耳アワーで間違えて覚えてたのかなぁと思ったけど帰ってチェックしたらやっぱりあってるジャン!だったのだ・・・(^^;;;;;
そして続いたのが♪タイピストのイントロ!!!何度も書いてます、TULIPの上田さんのVocalで一番好きな曲なんです。初日は緊張もあってか圭右さんがミス最初が肝心ということでやりなおし(笑)続いて♪My Soul Town「この音なのよー」久しぶりの圭右さんのギターの音色がうれしい。んなわけで自分の大好き!が続くとなんだか全てOKな気分になれてしまうのです。
以下順不同。

「ノスタルジアということで昔はどうのこうのじゃなくみんなひっくるめてやってみたい曲を入れてみよう」的なスタンスで「これをやったら面白いんじゃないか」という感じでTULIPの曲を選曲してみられたそうです。
大阪では「で今から♪青春の影をやろうと・・・」と。そのタイトルに会場騒然「えーーーー!!!」上田さんの♪青春の影も聞いてみたい気もするけどと思ってたら「やらない、やらない〜〜」お茶目な上田さん。真相は♪青春の影のB面の♪一本の傘!「姫野じゃないのでがっかりしないで!」と。歌い始めのオープンハイハットの音が「これ、これ!!」という感じ。あとのMCでストレンジボトムスタイル独特の上田さんのセットが「進化して今まで閉じたまま固定で動かせなかったのがちゃんと開くようになったんです。皆さんにはどうでもいいことですね」みたいなことおっしゃったんですけどね、いえいえ、ちゃんとその存在感を感じてますけど〜〜だったのです。最後の方危うく2回目の♪電車はガードを〜と歌いかけてあわてて♪傘を持つ手は〜と軌道修正されたのがおかしかったり〜財津さんのコーラスパートを圭右さんが歌っておられたんですけどね、1オクターブ低い(笑)「ここのところではいろんな曲に挑戦していこうということで神戸では別の曲をやります。」とのことで神戸でこの曲の変わりに出てきたのが♪Silent Love。上田さん、「TULIPでもステージで演奏したことがない」とおっしゃった気がするんですけど・・・’79の8大都市のツアーや上田さんラストのXmasライブでも演奏しておられますが(去年音源発売されてますよね〜)??と思ったのはわたしだけでしょか?この曲も微妙な歌詞間違い〜〜重箱の隅をつついてるつもりはないし歌詞だってちゃんと覚えてると思ってるわけじゃないんですが自分の中での耳見慣れたものと違うということにはすごく違和感感じてしまうんですよね。若い頃に繰り返し聞いて曲のいろんな音、歌詞さえも身に染み付いているんだなぁと自分自身が改めて気づかされた出来事でもありました。(ちなみに最近の上田さんの曲は多少違っててもたぶん気がついてないんだと思います。よほど自分のお気に入りのフレーズじゃない限り〜)この他にもTULIPの曲出てきましたけど全体的に感じたのは自分がこの曲にはこの音!と思っている部分がちゃんと圭右さんのギターで入っているんですよね〜そんなことがうれしくてプラス圭右さんのアドリブあったりでそのアタリが杉原さんの時と違うのかなぁ・・・感覚的なものなんですけどね。違和感を感じないというのは大切かも・・・
♪果てしない旅:「もうすっかり自分の曲みたい!」と上田さんもおっしゃってましたが〜(笑)このアレンジも安部さんのギターのフレーズが生かされたアレンジになってて気持ちよかったぁ〜〜〜なんかすっきり!
♪Sunny〜朝日はそこに居たよ:聞くたびにソロ栄えする曲だなぁと感じます。このしっとり感が好き。
♪街を渡る汐風:これもノスタルジアのコーナーの方に入る曲なんじゃないかなぁと個人的には思っていたのですがこの曲だけ別のくくりで登場。「第2の校歌としてあげたんですがすごく気にいっているんで自分でもやっていこう」と。そしてこの曲の前のMCで「今日は東京からゲストをお招きしています。小泉信彦君!」と・・・本当にいらっしゃってるのかとすごく期待してご登場を待っていたのに「うそだよー」・・・この日の上田さんはやたらとウソツキでした(笑)ま、“ゲスト”とおっしゃった真相は今まではカラオケで歌っていたけど今回は生演奏でやるということでどうしても音が足りないのでお願いしてピアノだけ弾いてもらったということでした。
♪バビロンの光:これを生でしかも二人だけで演奏というのは難しそう・・・大阪初日ということもあってかちょっとこなれてない印象だったんですけど(この曲も出だしミスってましたもんね、圭右さん)〜神戸はそうでもなかったかな?(でもこの日は上田さんが歌いだしで噛んで「この後ずっと何もなかったような顔で歌えないなぁ〜〜」と仕切りなおしされましたけど・笑)
唯一今までのコーナー(決してコーナー分けされていたわけじゃないんですけど)で継続されていたのは生ドラムで演奏されるコーナー〜ドラムの移動の間に流れるSE@ロックンロール。あれ?Surfin USAかな?と思ったけど歌詞が違うし〜〜とか思いながらも会場は音にあわせて手拍子。上田さんも移動しながらノリノリで踊ってみたり歌う真似をされてみたり・・・神戸で一言「Surfin USAの元曲だよね〜」あーーーやっぱりそうなんだ!とちょっとうれしかったり〜
ここでやった曲は♪Daddyはロックンロール中毒、♪Break Out、♪Monochrom Sky!、の3曲。Break Outのあのタイコを叩きながら歌うのはすごいとひたすら感心。♪Monochrom Sky!この曲が残ったのもドラムが生なのも一番うれしかった曲です。今日はギターが泣いて聞こえる〜〜〜

今回のツアータイトルのメインのコーナー。メッセージにもありましたがいろんな方に迷惑をかけながらここまで来て最近詞を作るとき支えてくれた人たちのことを書くことが多いのはこういう形でしか恩返しができないから本能が書かせてるのかなと思われたそうです。曲に対する想いなどはblogの方にも書かれていたので割愛(笑)そんなわけで
♪百年山笠、♪この胸の光、♪Dear Friendそしてこの日のための新曲、小泉さんが忙しいのでまだちゃんと編曲できていないので仮にこの日のためだけの演奏で♪Still(スティルと言われたんで、これかなぁ・・・と)これは子供の頃からいつも盾になってくれたり影響を与えてくれたお兄様への日ごろの感謝の気持ちを曲にしたということで「日ごろ直接言葉にして言うことはなかったしこれからも言わないと思うけど感謝している」というようなことをおっしゃってました。なんていうんだろうコード進行の予想がまるでつかない曲・・・上田さん独特のというか・・・なんだか始終曲に振り回されてしまった感じでした。この曲がどんなアレンジで仕上がってくるのかとても楽しみ〜〜♪
♪Becauseこれは大阪だけ。今回は生ドラムではなく通常セットにて〜神戸は確かこの曲に変わって♪’66〜あの頃の僕たちはに変わってたはず。大阪の時に♪あの頃の〜はカットになったんだとちょっとザンネンな気持ちだったんだけど2日で両方聞けてラッキー!
♪たった一度のドライバー:Welcome My Houseよりマイナーな曲と・・・
♪走れ!ムーン号@レゲエ調:中には「いつもと同じのでやってください」という声もあるからと「今日は違うアレンジのでやります」と予め宣言。もしかしてTULIPでの上田さんのVocal曲全て登場したのは初めてじゃないでしょうか??大阪だけだけど・・・(除く♪甲子園の一部(笑))
♪思い出のフリスビー:みんなで歌う曲としてすっかり定着でしょうか?フォークの歌声喫茶みたいとかおっしゃりながら♪友よのさわりを歌っておられたのがおかしかったです。私には♪友よより♪遠い世界になんだけどなぁ〜次の歌詞を教えながら会場に歌わせるパターンの代表は〜(ってそんな話じゃない!?)
♪Silent Stage:フロアタム代わりのタイコなんだろうか・・・向かって左の電子ドラム。なんかね〜音が違うのよ、私のイメージと・・・もっとひくくズンとした音が欲しかった・・・他の曲ではそんな違和感感じませんでしたがこの曲だけはこの音じゃない〜〜と思ってしまいました。(^^;

他神戸だけでやったのは♪茶色の毛の犬。昨年のワンズコーナーだけでもうやることないのかなぁと思っただけに神戸で聞けてうれしい〜〜もう1曲♪Brownも。逆に大阪だけだったのは♪迷路のランナー

ずっとエンディングだった♪STARS〜大切な別れはラス前曲にそしてラストはなんと!!すっかり生で聞くことを諦めていた♪僕のRevolution。再び小泉さんをゲストに迎えて(笑)もうイントロのが流れただけで涙・・・♪あなーたに涙をこぼさせはしない〜ウソジャン!(笑)いつもいつもイヤホンから聞こえてくる上田さんの声そのままにとても不思議な気分。一時期この曲にずいぶんと気持ちが助けられていたから特別。上田さんのソロが始まった時から望んでいたのです、このエンディング。やっと叶った!!

アンコール。こちらは生ドラムにて!卒業シーズンと言うこともあってか前回ツアー荒城の月に変わって♪仰げば尊し@ロック風。今時の卒業式ではあまり歌われなくなったみたいですけどね、でも私の時代は卒業式といえばこの曲だった!そして続いてのイントロ!!大阪は♪Sunset Beetle!!!やったぁ!!!だったのに会場の反応がいまいちに見えたのは気のせいでしょうか??誰も立ち上がらないし・・・え゛〜〜〜〜だったのだよーー次の曲にうつる前に上田さんが「せっかくだから立ちましょう」って・・・あーーこんなセリフ言わせたくなかったなぁ・・・立ちたくてうずうずしながら立てなかったんだけど・・・前の人が立ってくれないと・・・(もっと後ろ、端っこにいたら絶対立ってたんだけど;;;;)そのせいでもないと思いますが神戸ではこれに変わってなんと!!予想外!♪ロック地獄!!さすがに前日いらっしゃった方も多かったのか会場スタンディング〜〜ノリノリで楽しい、楽しい!この曲財津さんのソロの時に出た時もうれしかったけどまさか上田さんバージョンで聞けるとは!財津さんのライブでは上田さんの担当だった♪日本縦断新幹線〜〜のVocalは圭右さん担当、こんなこともうれしかったり〜〜続いては♪そうたい!@大阪、神戸共通これもカラオケじゃないバージョンは初めてじゃないでしょうかねぇ〜〜そして大阪の大ラスは“正調”♪早くおいで時間が延びたせいかアンコールはぶっ続け。2度目があるかと会場ずーっと手拍子を続けてましたがとうとう「本日の公演は全て終了しました」のアナウンス。ないならないでもっと早くアナウンスしてよーとは会場のお言葉(笑)神戸ではいったんはけて2度目のアンコール曲は変わって♪オイサ!これもオイサが大ラスの定番じゃなくなったんだと思ってたんで「やっぱりでた!(笑)」だったり。


そんなわけで今回のツアーの選曲には大満足♪とても楽しい2Day's過ごすことができました。(^^)v