SLV

'08. 6.22 LIVE GATE TOKYO@EBISU

久しぶりのSLV!
この日をずっと待っていました。Drummer上田雅利ファンを自認する私といたしましてはかなりツボなバンドです。
みょう平クンが正式に加わって初めてのSLV。(まぁ前回もゲストとはいえ全曲弾いてらっしゃいましたが〜)
乱暴に言ってしまえばソロの上田さんよりSLVの上田さんの方が違和感なく聞けるのです。単純に楽しいのです。


ランタンとかと違って軽食メニューのあるライブハウスではないしぶっ通しになるのかなぁとも思いましたがやっぱり2部構成でした。

上田さんの衣装は1部はエンジ系の細かい花柄のシャツかな?(柄はちょっと自信ない)に黒に柄モノネクタイ。2部は白地に淡い紫やピンク銀ラメっぽいストライプ柄の半そでシャツに赤(エンジ?)系ネクタイだったかと・・・(微妙に記憶曖昧;;;;)

座席に着くとまず上田さんの進行表が飛び込んできてしまう。♪夢のマリーナ号♪星への旅路・・・「え!?こんな曲からスタートするの???」
・・・1曲目は前回同様♪メドレー・・・そっか、最初にやる曲くらいは覚えてるからその次からの分が書いてあったのね〜〜(笑)そして2曲目♪十番街の殺人。2曲とも戸田さんリード。正式メンバーとなったみょう平クンが半分リードとるのかなぁと思ってたんだけどやっぱりメインは戸田さんみたい。
最初のMCの後よーくみえてた進行表どおりの曲順へ〜〜(笑)
ただし曲順覚えてるのはここまで(^^;いか順不同。

5,6曲やってから上田さん「曲名を紹介してないことに気がつきました!」とさかのぼって曲紹介。「もう、(どんな曲か)忘れてますね〜」って・・・少なくともここまでなら私は大丈夫(^^)v随分ベンチャーズに慣れたもんです。(笑)

♪キックスタンド。これ好きな曲なんです。毎度上田さんと戸田さんのバトルのように聞こえてくる曲なんです。上田さん「早くて大変!」とおっしゃってましたがほんとにギターとドラムとどっちが早くでかい音で弾けるか叩けるかみたいな・・・

♪ドライビングギター「ベンチャーズはだいたい短い曲が多いんですが中でも特に短い曲で1分半くらいしかありません。ストップウォッチで測ってみてください!」とのこと〜。この曲、前はみょう平クンがリードじゃなかったっけかなぁ・・・今日は戸田さん。

みょう平クンが1部でリードとったのは♪ピンクパンサー♪ぺネトレーション、1部ラストの♪ミザルーだけだったかなぁ。
前回みょう平クンが使ってたのはストラトキャスター1本だったと思うんだけど今回は戸田さんとおそろいっぽいモズライトと使い分けていたような・・・サイドギター(って昔は言ってた気がするけど今は言わないのかなぁ・・・リズムギターっていうのか?)の時はモズライトでしたけど・・・んなわけで♪ピンクパンサーはストラトでこれは“いつもの音”とは違うんだけどこれはこれでよかったんですけどちょっとハウリングが気になったのは残念!♪ペネトレーション、これ、モズライトのままだったような気もするんですがすごい違和感!もともと音のカッティング具合(という表現が正しいのかはわかんないけど)がすごく好きなんですがなんか音がくっついちゃってるというのか・・・(ヘタという意味ではありません!)音色も違うし・・・あえてそういう弾き方されたんだと思うんですけどね〜私は戸田さんの方が好み〜〜ってことですね。唯一この曲だけは消化不良。
♪ミザルー、曲はよく聞く曲(アド街ック天国なんかでよく使われてた印象が)はずなんですがタイトルわかりませんでした。(教えていただいちゃいました〜)「ベンチャーズの曲ではありませんが影響を受けている曲ということで〜」みたいなことおっしゃってたような〜これはかっこよかったです!一番端っこでギターを弾いていたみょう平クンですがこの曲は中央まで出て行ってアピール!上田さんがみょう平クンの演奏にあわせてどんどん音に入っていかれる感じというのかなぁタイコにもどんどん力が入っていくというのかなぁ〜〜うまく表現できませんが見ててすごくいい感じで音を楽しんでおられる感じに「これなのよね〜〜」な気分。最後はストラップ首にかけてギター回しまで披露してくれました。

あと一部でやったのは♪ラップシティ♪ブルドック♪ラブポーションNo.9♪バンブルビーツイストだったかな??

バンドが出来た流れ(?)とメンバー紹介など〜耕右さん@「僕と戸田さんよりはずっと若いけど一番左の人(みょう平クン)よりはずっと年上」・・・耕右さん曰く「オヤジと同じみたい」、戸田さん@「さっきから顔がでかいとかいろいろ言ってますが・・・」(その前にさんざん戸田さんの子とおっしゃってました;;;)みょう平クン@「僕とは歳の差がすごくおじいさんと孫くらい・・・結婚早い人はね〜〜」・・・そっか・・・SLVって4人しかいないのに3世代バンドだったんだ!??

しばし休憩の後2部。
1部のラストでギター回しした時にギターの接続コード引き抜いたままにしてたせいかどうかはわかんないけどみょう平クンのスタンバイに手間取ってる様子。上田さんもいつから始めていいのかって感じで「いい??」とスタートさせましたがやっぱり接続がうまくいってなかったみたいで曲が始まってもしばらくバタバタしていたスタッフ&みょう平クンだったりして・・・もともと3人バンドだったし音的には全然違和感感じないのはさすが!?んなわけで2部のスタートはしっとりと(?)♪ロンリーブル@悲しき闘牛士でスタート。その後いきなり♪クルエルシーだったかな?

サーフィンミュージックつながり(?)♪サーフライダー♪パイプライン♪ダイヤモンドヘッド・・・だったかな・・・ビーチボーイズとかそれっぽい曲をやっていた人たちでもサーフボード抱えた写真を撮っていても実際にはサーフィンをやったことがない人たちみたいな話になって耕右さんが一言「戸田さん、サーファーだったんだよね?」と。昔は昼間サーフィンをやってその後ライブとかされていたそうです。で、上田さんも「ライブの前に走りに行ってたよね?あれはなんで?」と振られて「わからない・・・」と応えた上田さんがおかしかったです。「今なら絶対にそんなことしない!」と・・・・そんなわけでその頃お二人とも真っ黒だったそうで・・・(Y-1のレコードジャケットの写真はホントに真っ黒です・笑)

恒例(!?)ヴォーカルバージョンとの聞き比べは♪Oh! Pritty Woman♪I Feel Fine。♪I Feel〜の方はすっかりおなじみ感がありましたが♪プリティ〜のほうは今回お初じゃないでしょか?以前「やってみたい」とはおっしゃってたことあった気がしますが・・・なんとこれのボーカルはみょう平クンでした。そうそう、♪プリティ〜の時にスティックが折れて上田さんご自身に向かって飛んだのでびっくりしました。久しぶりにみたスティック交換〜〜♪
聞き比べではなく単純にVocal曲ってことでしょうか〜♪朝日の当たる家はやってるけどこの曲はやってないけどアニマルズつながりでみたいなことで♪悲しき願い、そしてソロでネタバレしてたこれもすっかり恒例「今日一番短い曲です!」♪ローハイド(笑)インストバンドであるはずのSLVのメンバー皆さんの前にVocalマイクがセッティングされていたのはこの曲のためかしら??と思うとおかしかったです。(^^;(もちろんMCにも時々絡んでおられたんですが〜)

加山雄三さんのも2曲♪ブラックサンドビーチはおなじみでしたがもう1曲みょう平クンリードで♪モンキークレージーこれはお初!もともとベンチャーズはジャズとかクラッシックとかの名曲をPopにアレンジしてやるのがかっこよかったんだけどある時期歌謡曲とかもやり始めてなんでも“歌のない歌謡曲”にしていくようになってから興味が薄れてきたみたいな話をされていたかと思います。んで戸田さんが♪二人の銀座のフレーズを引き始めてついつい♪あーるく銀座〜〜と歌ってた上田さんです。・・・私がベンチャーズを知ったのは逆にちょうどこの時期なんだと思うんですよね〜♪京都の恋@渚ゆうこが当時すごく好きで初めてベンチャーズという名前を聞いたことしっかり覚えてます。(小3か4の頃)この曲もちょこっとさわりだけ戸田さんが弾いておられて合わせて上田さんがハミングされてたけどキーがあわず「低い!」きゃ!上田さんの♪京都の恋が聞けちゃった。(笑)今でもしっかり歌えます、私・・・。ベンチャーズの曲を歌うということがすごいことのように言われていてそれがどういうことかちっとも理解できなかった記憶が懐かしい・・・オトナになって「ああ、そういう時代だったんだね〜」と。ちなみに♪雨の御堂筋も好きです。邪道かしらん〜(笑)

♪バット・マン「知ってるかなぁと思ってやってみたんだけどわかってないように感じたんで・・・ギターが♪バットマーンって言ってんですよ!」と上田さん。その部分を戸田さんにやってもらおうと「バットマーンのとこやって」と振ったら戸田さん意味が理解できなかったみたいで思わず♪バットマーンと自ら歌ってしまわれて上田さん「そうじゃなくって〜〜」とわざわざ椅子から立ち上がってステージ後ろの壁にもたれて大笑い!「ギターでやってと言ったつもりなんだけど〜歌いたいから〜」みたいな・・・この曲も今回お初でした!

♪朝日の当たる家、映画とは何の関係もない(笑)♪逃亡者♪スパイ大作戦このあたりはもう大好きな曲です!いつ聞いてもかっこいい〜〜〜

♪ベサメムーチョ、ベンチャーズのアレンジはかっこいいんです!でも、曲名紹介の時にこの曲名聞いてつい下北沢での伊豆ちゃんの歌った♪ベサメムーチョのイメージが頭に浮かんで上田さんの♪チャカプを思い出しちゃって思わず笑ったら同時にお隣さんも笑っててそれに戸田さんが反応してくださってざわざわして上田さんに「わからないところでざわつくと不安になるんだけど〜〜」と言われてしまいました;;;;スミマセン・・・

あとどこかで♪ウーリー・プーリーもやったような気がするんですが・・・空耳かしら??他の曲と混同してるかも(^^;;;

2部ラストはこれもほぼ恒例か?♪Wipe Out。ドラムソロの時のレッツゴー!一人でやってたら恥ずかしいかなぁ〜と思ったんですが戸田さんとみょう平クンが(もしかしたら耕右さんもだったのかもしれないけど見てない・・・;;;)マイクにスタンバイされたんでご一緒に叫ばしていただきました。

アンコールはこれも定番(というかこれしかないというか〜)♪CARAVAN!期待を裏切らない演奏です。会場全体が息を飲む感じのドラムソロ!かっこいい〜〜〜もちろんメンバー各々のソロも〜〜こちらも恒例のベースを叩くシーンでは耕右さんがスイッチ入れ忘れて仕切りなおしなんてお茶目な場面もありましたがでもかっこいい〜〜(こればっかり〜)1曲だけで2,3曲分なのでこれで終わりかなと思ったら大ラスはみょう平クンの♪レッツゴー運命!たたみかけるようなアンコール〜〜迫力満点です!なんだろう・・・言葉に出来ないくらいなステージの一体感!


なんていっていいんだろう・・・とてもクオリティの高いいい演奏を聞かせてもらえた満足感。演奏している上田さんもバンドメンバーの音に入り込んでどんどん音に乗り込んでいく感じというのかなぁ・・・そんな姿が見てて気持ちよくてソロの時にはなかなかお目にかかれない私が大好きな表情のあれこれがあちこちにみられて・・・ときどき余裕でスティッククルッとされたり・・・つくづく「あーー私はこういう上田さんが好きなんだなぁ〜〜」と再認識させられたステージでもありました。
3人の時はよりベンチャーズサウンドに近い感じのイメージでしたがみょう平クンが加わったことでよりベンチャーズがロックしてきたなぁといった印象です。とにかく音はでかい!(笑)久しぶりに終わったあと耳がジーンとしてました。

上田さんご自身が“趣味のバンド”とおっしゃるとおりいわゆるコピーバンドの客層の難しさゆえか他の上田さんのライブに比べて足を運ぶ方が少なめなバンドなんですが(それでも今回は前回の倍以上の方がいらっしゃってた気もします)それがすごくもったいない感じがします。上田さんファン関係なくいわゆる“音楽好き”の耳をひきつける魅力を持ったバンドだと思うんですけどね〜〜

開場待ちの時にいかにもTULIP流れで初めて聞きに来たみたいな会話が聞こえてきたのですが、そんな方たちがTULIPとはまた違った上田さんのドラマーとしての魅力をしっかり感じ取ってくださってまた足を運んでくださると嬉しいなと思いました。