SLV

'06. 5.13 渋谷ランタン

この日東京は寒かったです。富山も寒かったけどまさか東京がそれ以上寒いなんて思わないからたくさん着込んで行ったら浮いちゃうだろうなぁとあえて半そでにカーディガンで出かけたのに寒くてずっと外を歩けない〜〜〜(笑)でもライブが始まったらそこは熱い!いつの間にかカーディガンを脱いじゃうくらいに〜〜


今回は先着順ということでいつもよりも早めにお店へ。もう既に“先客”ありでその後ろにそっと並ぶ。(笑)開場まではまだ1時間弱あって待ってる間にどんどん体が冷え込んでくる。お店の人がそんな私たちを見かねてか「ちょっと早いですが・・・」と予定よりも早く入れてくださったりなんかして。
ステージの並びはずっと前にランタンでやった時と同じみたい。正面後ろのソファー席に座ろうかなぁとうろうろしてたら「せっかくなんだからそんな後ろに行かないでここがいいよー」と時々ライブでお目にかかる方からお声がかかる。ステージにかぶりつきになる席はテーブルが後ろになってるんですがみなさん最初からステージに向かって座っていらっしゃってお店の方が「始まるまではテーブルの方向いててください」と突っ込まれてたりして〜〜

ほぼ定刻!?メンバー登場。上田さんが「東京でやるのは1年半ぶり」みたいなMCから始まった。けど上田さん、SLV自体が1年半ぶりで東京でやるのは3年前の下北沢以来なんじゃないでしょか?(細かいところは気にしなくていい??・笑)上田さんが触れることはなかったけど実はSLVはこのお店が“デビュー”の場だったんだよー。まだバンド名なんてなくて上田さんのBirthday LIVEのゲストとして戸田さんと耕右さんを呼んでGAR-YIZの合間に数曲演奏したのが定番バンドになったわけで・・・今回は“全部演奏してもらう”ゲストとして若干18歳の小山みょう平君も加わって4人での本来のベンチャーズの構成(というんだか?)。それが楽しみで今回ちょっと無茶して上京したんです。
今回もいつもどおり2部構成。上田さんの衣装は1部が白と黒の太目のストライプ柄のシャツ、2部は黒地に色とりどりの花柄@前に見たことあるシャツ。たぶん、ここ最近のCAVERNでも着ておられるシャツなのかなぁと見ている私。

OPENINGは♪メドレーから。いきなりリードを取るのがゲストのみょう平君だったり〜〜SLVを聞くのは5回目になるわけだけどすっかり戸田さんのギターになじんでいたらしくてみょう平君のストラドの音にちょっと違和感。でもノリはばっちり!若いねぇ〜(笑)2曲目はリードが変わって戸田さん。♪十番街の殺人。「あーいつもの音だ」となんとなくホッとしたりして;;;;。
2曲終わってメンバー紹介。「最近なにかと問題の多い航空会社の人、しかも整備」by上田さん。ドラマ@アテンション・プリーズをみて“質問事項”を考えていじめてらっしゃるらしいです。私も見てるぅ〜〜そのドラマ。友人が亮ちゃんファンなんもんで・・・でもって「あ、戸田さんもこんな作業服着てお仕事されてるのかなぁ」とそんなわけでギター、戸田さん。「本当はベンチャーズ全然知らない人だったんですがこのバンドのせいで知らないといえなくなったかわいそうな人」耕右さん。(なんちゅー紹介やねん!)御自分はそこそこにゲストみょう平君。お父さんだかワイルドワンズの植田さんだかがつけたあだ名みたいなのがそのまま芸名となってるそうです。
この後は曲順覚えてません。;;;;思い出すままに行きます。(^^;

♪Pipe Line。珍しく目立った戸田さんのミストーン〜〜1箇所。(こんなことは覚えてなくていい!?)どこぞの某ギタリストさんと違って今までここまで気になることはなかったので「あらぁ?」って思っちゃったんだもん〜
♪ダイヤモンド・ヘッド。この曲のリードはみょう平君。途中アドリブ入れちゃったりなんかして結構新鮮。ベンチャーズのコピバンとして聞かないほうがいいのかもしれない。上田さんは“ベンチャーズ・ファン”の方を気遣ってか「いろいろやってますがクレームつけてやってください」みたいに上田さん流のフォロー(ってフォローになってるのか??;;;;)・・・難しいよね、ファンって耳慣れたそのままの音の完全コピーじゃないとダメな人もいるから・・・(TULIPに対して私がそうだから・・・;;;)そう思ってました。

毎度のスペースサウンド。♪夢のマリーナ号♪星への旅路
♪星への旅路、上田さんは今回これがベンチャーズで最初に買ったレコードとおっしゃってましたが今まで♪クルエル・シーっておっしゃってたと思うんだけどなぁ・・・どっちがほんと??この曲を聞くとキャンプでこの曲を聞きながら一人で踊っているシーンを思い出すそうです。「なぜか踊ってたんですよーしかも一人で」・・・結構変なヤツかもしんない・・・客席受けてました。

♪ブルドッグ・ツイスト。この曲は以前ペンジャックで1,2曲みょう平君がゲストで出演した時にやっていた曲だったはず。この日もリードはみょう平君だった気がする。上田さんは曲名言う前に「フォーリーブスが歌ってませんでした」というオチを入れたかったらしいけどこの台詞がすぐに出てこなくて「何を言おうとしてたんだっけ??」なんて。・・・フォーリーブスで曲名わかってしまう私はやっぱりそんな世代の人間ってコトよね。(^^;

♪キックスタンド。エカールで聞いたときに「うわぁ、ドラムがギターに勝っちゃってる」と思った曲。今回は戸田さんのギターの音負けてませんでした。(笑)
1部ラストは♪Wipe Out。ドラムソロの部分が気持ちいいー途中の♪レッツゴーの掛け声、確かに上田さん「やってね」なんておっしゃらなかったけど一緒にやりたいジャン〜〜でも客席誰もやってなかったかも・・・と思ったのがちょっと寂しい・・・(一人でやってみました・笑)

2部。「オーダーするなら今のうちだよー始まったらしにくくなるから・・・ない??じゃ、締め切り!」・・・って勝手にオーダー締め切っちゃいけませんよー、上田さん。なMCからの始まり。
Openingはなんだっけ??♪サーフライダーだったかな?(違うかも?)
んでもって♪クルエルシー、結構ハードな曲ですが全盛期(?)のベンチャーズはOpneingにいきなりこの曲を持ってきていたりするということでびっくりされたそう。

♪ペネトレーション。これぺんじゃっくで戸田さんが弦切れさせた曲だったと思うんだけど・・・ちょっと音色が変わって聞こえた。音のカッティングが気持ちいい曲なので好きです。

★ “加山雄三コーナー”!?
日本でベンチャーズを最初に評価したのが加山雄三さんだったみたいな話をされていたかと〜で、ベンチャーズらしい曲ということで作った曲。ある意味ベンチャーズよりもベンチャーズらしい」ということで♪ブラック・サンド・ビーチ。私には上田さんがベンチャーズをやっていらしたということを知るきっかけになった最初の曲。CAVERNで初めて聞いたのです。初めて戸田さんを見たのもこの時。(ついでにRevolution-9の杉原さん見たのもこのときが最初)「これだけたたけるんだもの、絶対どこかでやってらっしゃる」そう思って探し回って見つけたのがカラジン。まさか今こんな形で上田さんがやるベンチャーズを聞けることがあるなんて思ってもいなかった頃。なんだかそんなことを思い出してました。リードを取っていたのはみょう平君。初めてイントロのハモニックスの部分の指の動きを見てしまったって感じ。華麗に動く指に結構感動。へぇ〜〜こんな感じで弾くんだ。私にはハモニックス=♪22歳の別れ@そんな〜〜気がして〜〜〜“ピン!”の部分なんだもん。(^^;;;;
♪夜空の星。これはカラジンでまだみょう平君が中学生の時にリードとって弾いたのを聞いたことがある。(確かこの曲だったとおもうんだけど)
そしてまさかの上田さんのVocal。「最近加山さんのステージなんかを見て過去の人ではなくて現役ミュージシャンだなぁと思ったので歌ってもいいかと思って」ということで・・・「加山さんの歌を人前で歌うことはなかったんですが」といいつつ「あ、頼まれてカラオケで♪君といつまでもは歌った事があるか・・・・あ・・・♪旅人よもあるかも・・・あ、もう1曲・・・」(爆)それって歌ったこと結構あるってコトだと思いますが??と突っ込みたかったです。(ちなみに昔ラジオで財津さんと弾き語りで♪君といつまでもを歌われたテープ残ってますけどねぇ・・・;;;;)「加山さんのトリビュートアルバムを作ったときにTULIPでやった曲があって・・・」曲名をすぐに思い出せない上田さん。・・・スミマセン、ついついおせっかいしてしまいました。(^^;♪蒼い星屑。「この曲と♪夜空の星、すぐにどっちがどっちかわからなくなるんです。だって両方星がついてるじゃーんって」・・・「加山さんと音域が違うので低くてキーを替えたかったんですが替えると戸田さんに怒られるのでそのままのキーでやります。うまくないよ!自分でテープ聞いてげっ!?って思いました」と言いながらのVocal。こういうのを聞けてちょっとお得気分。もともとそんなに抑揚がある歌じゃないせいもあってか確かにいつもの上田さんのVocalに比べると淡々と歌い流した感じでした。珍しく演奏の方が勝ってる(笑)歌い終わって「4人で出来るので歌よりも結構演奏にこだわってオリジナルに近い感じで遣ったので演奏を聴いて欲しかったですが・・・歌を聴いちゃったでしょ?」・・・ハイ(笑)
んでこの後Vocalコーナーみたいな感じで“恒例”(かどうかはわかりませんがby上田さん)聞き比べコーナーということで♪I Fell Fine♪朝日の当たる家(House Of Rising Sun)フルでやると長いのではしょってやります。と・・・この2曲ある意味大きく差がないのであんまり意味がないかも見たいなことおっしゃったような・・・確かにちょっとしたアレンジが違うだけといえばそんな感じですものね〜個人的には今回はやりませんでしたが♪Tast Od Honey位に違った方がインパクトあると思うのですが〜〜
更には「ベンチャーズには全然関係がありません!怒られてもいいです!カントリーです。」ということで♪ローハイド。(笑)今までも違う意味で一番ウケがよかったかも知れない曲でしたもんね〜〜これも終わって「一部の人に受ければいいです!」と弁解気味の上田さんでした。ここで珍しく耕右さんの突っ込み「上田さん、鞭の音にこだわってて“プシッ”ってやると違う違うもっとこんな感じとか言って何度もやり直しさせられました!」と“告白”とどめ「ベースのコトは一言も言わないのに〜〜」ばかウケしてました。耕右さんナイス!(笑)

♪ペダル・プッシャー。「曲名言われてもすぐにわからずにやっている自分が怖い」みたいなことおっしゃってたような・・・

♪TURN BACK。まさかの曲がでてきました。横浜ベンチャーズのオリジナルです。ひょんなことからヤフオクで手に入れましたが「みんなが知らないような曲はやらないんだろうなぁ」と諦めていた曲がでてきました。うわぁ〜〜〜来てよかった!大感激!
♪Mission Impossible。私は大好きな曲ですがベンチャーズのナンバーとしてはそんなに有名じゃない曲なんだそうです。今日も5拍子のリズムキープがカッコイイ〜〜〜〜

2部ラストは♪レッツゴー運命。これ前回エカールで初登場していたようなのですがSLVで聞くのは初めて!リードはみょう平君。始める前に「ちょっとまって」とセッティングに忙しいみょう平君。アンプのつまみをいじるのを見て耕右さんがひとこと「上げたなぁ!!」それを聞いて上田さんも「上げたぁ?」なんだかとっても嬉しいそう。ベンチャーズではなくブルージーンズのカバーだと思うんですが・・・というか私の小さい頃の記憶がブルージーンズがやっていたなんでベンチャーズもやっていたのかなぁ・・・早弾きがカッコイイです!やっぱりいいわぁ〜SLV。

そしてアンコール。もうこれはお決まり!「1曲しかやらないよ!」最初から上田さんの宣言。だーい好きな♪CARAVAN。何度聞いてもいいです。途中の各自のソロが最高。1曲だけど長い長い!アドリブで弾きまくるメンバーの様子を見ながらあわせるようにドラムをたたいてる上田さん。いい感じ。お初になるみょう平君。なんと両手でキーボードを叩く様に♪猫踏んじゃったを弾き始めたのにはびっくり。今までのリズムとはテンポがちょっと違う感じだったけどしっかりドラムを合わせてくる上田さん。ギターを背中に抱えて弾いたり(たぶんソロの時だったと思うんだけど)いろいろやってるみょう平君を笑いながら見つめる上田さんと戸田さんの目がおんなじ“息子を見つめるお父さん”見たいな感じでちょっとおかしかったです。

もうため息しか出ません。これだからSLVははずせなくなったのよね・・・期待通り4人になったことで音が厚くなって今まで以上の迫力。いい感じです。

後、補足!

・このほかに演奏した曲。♪ラップ・シティ♪ドライビング・ギター♪バンブルビー・ツイスト♪ラブポーションNo.9このくらいかなぁ・・・

・ 今回はいつもある上田さんのネタ帳の姿がなかったです。そのせいもあるのかなぁ〜「言いたいこと忘れた!」みたいなのが多かったような〜それはそれで楽しかったですけど。でも、休憩時間にそれらしいノート覗き込んでる上田さんの姿を見てしまったんだけど〜〜違うかなぁ(笑)

・前にもおっしゃってたことあるかもですが力の関係もあって右と左のスティックの重さが違うそうなんですが、MCの間無意識にスティックをあちこち持ち替えておられるうちに左右がわからなくなって左用のを右にもって叩き始められたそうで、「(ブラック・サンド・ビーチのイントロをくちづさんで)重い!と思いました」だそうです。そのあとも「あーまた右と左がわからなくなったぁ」とスティックを振って確かめておられたのがおかしかったりして〜

・ 「昔っからビートルズもそんなにファンがいたわけじゃなくてクラスでも2人しかいなかった」なんて話をされていてそのうちの一人女性の名前をおっしゃったんですが耕右さんに「女性の名前はすぐに出てくるんですね〜」と突っ込まれて「自分でもそう思った。すぐに出てきたんだけどわざとすぐに思い出さなかったようにしたんだけど・・・」みたいなことおっしゃった上田さん。何もそんな小細工しなくても・・・(^^;しかし耕右さん寡黙な感じではあるのですがさすが圭右さんの弟!と言ったところでしょうか非常にいいタイミングで上田さんに突っ込む一言が私的にはかなりツボです。

・ ステージの前方の方は上田さんのファンの方が多かったのですがエンディングあたりとか視線がみょう平君の方にいっているのを後ろから見てました。(笑)休憩時間も「なかなかかわいいし、ギターうまいよね〜〜」という感じで盛り上がったりしてすっかり上田さんのファンの方の心をつかんでいたみたいです。年齢的にちょうど自分たちの子供とダブルせいもあるんでしょうね〜気分は“母親”だったりして。

・ 初めてSLVをご覧になるという上田さんファンの方お二人とお話したのですが耕右さんとみょう平君に「かっこいい〜〜」とおっしゃっていたのが印象的。余談ですがこのうちのお一人前回系図狩でのお隣さんだった方でした。私、人の顔を覚えるのが苦手で全然気がつかなかったのですが「そうですよね?」と聞かれて「ほら、ゼンジー北京の話〜〜」で話が一致。おかしかったです。なんとこの方小学2年まで富山にいらしたとかでローカルな話で盛り上がってたり・・・世の中面白いですね〜〜もうお一人の方はもう何度もお目にかかっているのですが初めて「お名前は??」だったりとかね〜こんなサイトやってるからネット上では目立ってるように見えてるのかもですが意外と人知れずなファンなんですよ、ライブじゃサイトの話したことないし、めったにライブ行けないこともあって〜(^^;;
あ、これも余談。通りすがりのオジサマに「富山からきたの〜」って声をかけられて「え!?」と思って話をしていたらなんとこの方々もエカールの時にお話していた方々でした。(^^;;;;もう、つくづく人の顔おぼえられないたちなのね、私・・・かなり失礼なヤツかも・・・

そんなわけでこの当日ゲストだったみょう平君が正式メンバーとしてSLVに加入となったそうなので今後ますます楽しみなSLVだったりするのです。