Soft Landing Ventuers

'03. 3.29 品川 ぺんじゃっく

定員たった30名の空間。ちょうど3年前にみつけた上田さんの密かなゲスト出演の場所がぺんじゃっくというお店でした。いつかこっそりと聞きに行くんだと思いながら何度も機会を逃しているうちにちっとも密かなじゃなくなってそれでもなかなか足を運べなくてやっとどんな所か実感も出来るチャンスが・・・・


はりきって10時きっかりに申込みメールを送って戻ってきた整理番号は初めての“1番”。せっかくだからちゃんとしっかりかぶりつきで見なきゃなんて“開場”10分くらい前にお店の前へ・・・中からはまだリハーサルの音がびんびん聞えてくる。このままお店の外で立っていてもゼンゼン構わないと思うくらいはっきり聞える音になんだかもうライブが始っている気分。入り口からスタッフやお店の方が出入りされるドアの隙間から演奏されてる姿も垣間見れるよと教えてもらってちょこっと覗きに行ったりして・・・そんな私の目に飛び込んできたのは赤いTシャツ姿の上田さん。きゃぁ〜今だけお揃い〜・・・ちょうど同じ色目のセーターを着ていたのが嬉しかったりして思わず「きゃ〜見えた、見えた〜」と跳ね回るアブナイオバサンになってたりして「まったくもうバンビみたいに跳ねちゃって・・・」呆れ顔のおともだち〜・・・だってそこに上田さんがいるんだもん・・・・(^^;

ようやくリハーサルも終わりお店から出てくる上田さんはグレーのジャケット(だったと思うんだけど・・・違ったかなぁ)後ろ姿をただ眺めるだけ・・・入れ替わりに番号順にお店に入る。ネットの写真で見るよりもさらにもっと狭く感じる空間。
そんな店内にドンと据えられた黄色のドラムセット。本当はコンパクトでおもちゃみたいなはずのドラムセットでさえものすごい存在感で「これがウワサのバリで税関にひっかかったドラムセットね」と妙な事に感心してみてしまう私。
一番前の四角い椅子は座ればウワサ通りのかぶりつきバスドラが膝にあたりそうなくらいの距離。一番近いと思った千葉の某店よりももっともっと近く。これでスタンディングなぞしようもんならまともに上田さんまで見下ろしてしまう場所、とても正面に座る度胸はなくカウンターよりの一番端っこに座る。椅子に座ってもスネアやタムのヘッドが丸見え。こんな距離で本当に上田さんが座っちゃったらどうしたらいいんだろう??考えても仕方のない事を考えていたかも・・・・


ギリギリまでリハだった事もあってか相変わらず!??(^^;スタートも遅れる7時をだいぶまわってから上田さんの登場!きゃ!すぐ横を摺り抜けて行く。よけなきゃ絶対に上田さんに触れてしまいそうでドキドキ。頭の中は「触っちゃイケナイ〜〜〜」ステージが狭いのでマイクのコードやらスピーカーやらいっぱいであちこち引っ掛けそうになりながら「からだ堅いなぁ〜」なんてようやく定位置についた上田さん。さっきの赤シャツから白黒の“チェッカーフラッグ”模様のシャツに黒のネクタイのステージ衣裳に衣更え〜

以下MCはあんまりにも多すぎて長すぎて曲もたくさんで順番なんて覚えてないので順不同〜〜
ベンチャーズの曲はとにかく短くて1曲が2分あるかないかというのが多くてたくさんやってもステージするとあっという間になってしまうのが悩みの種だそうで・・・その分MCでのばそーだそうでとにかく喋り捲る上田さん!?とにかく長いの!。

1曲目はVentures メドレー。上田さんには最前列がVetuersをほとんど知らないファンだと十分わかっておられたみたいで前列当りを指差して「この辺の人には何処で曲が変わったか何曲あったかわかんないと思うけどメドレーです。」う・・・・曲の切れ目くらいは分かるけど曲名知らないのがちょっと悔しい。何度も聴いたことはあるのよ〜〜曲が終わって「メドレーでも3分ちょっとこれで3曲入ってます」みたいなお話。今日の上田さんは最初からフレンドリー客席にお知り合いの方が見えていたようでいきなり「え?きてんの??久しぶり〜」なんてステージからあいさつする上田さんだったりして。

続いて2曲最初の曲がワカラナイ〜〜〜3曲目はVentuersバージョンは初めてかもだけどどこでもよく聞く♪ラ・バンバ♪(タイトルあってるだろうな??)思わず♪ラーラ・バンバ♪を口づさんでたらなんと上田さんまで歌ってるぅ〜〜きゃぁ〜一緒に歌ってるだったりして〜声は聞えないんだけどね〜(^^;
とこの後の曲順曲名が定かじゃない・・・
覚えてるのは1Stage目は♪10番街の殺人♪♪夢のマリーナ号♪エンディングが♪Wipe Out♪♪ベサメムーチョ♪もあった気がするけど・・・これはなかったか?
♪Pretty Woman♪・・・「この曲知らないと言う人は帰って下さい!」そのくらい有名な曲ということですが・・・「これって映画あったよね?」自信なさげに客席に聞く上田さん。・・・あのぉ・・・映画ほとんど見ない私でもこの映画知ってますが・・・ということで「あります」「だよねぇ〜」あらぁ・・・(^^;;;;;ついでに!?毎度の老化ネタ(をひ!)「友達のうちで映画のビデオ見てて“これすごいいねぇ”といったら“前も同じ事言ってました!”といわれまして・・・“見た事あったっけ?”と聞いたら“以前も一緒にみました”といわれてみた事すら忘れてるという・・・」情けなかったそうですが・・・いや、私も上田さんの事笑えないかも!?(^^;
もういっちょ映画ネタ。♪ピンクパンサー♪「この映画フランス映画で・・・僕フランス映画って好きじゃなくて見てないんですが・・・」といいつつ「あれ?フランス映画だったっけ??」とまた聞いてる上田さん。耕右さんの「イギリスじゃなかったですか?」の言葉に「だよねぇ!僕の大好きなイギリスの映画ですが」突然態度が変わったりなんかして「ピンクパンサーって思いっきり英語じゃないねぇ、まったく」上田さんの話はマトモに聞いてはいけません。(笑)舞台がパリとのこと・・・これが勘違いのもとかしらん?曲的には簡単そうでホントにきちんと揃わないとめちゃめちゃになる難しい曲だそうで(ってこの曲だったと思うけど)・・・

★ SLVの結成裏話
「このバンドが出来るきっかけがナンカのイベントんとき・・・何のイベントだったっけ??(忘れてる上田さん)・・・・・そうだ!俺の誕生日だ!Birthdayイベントで戸田さんが来てくれる事になって何かやろうと思ってベースを捜してオーディションもやったんだよね。名前絶対出せないけど結構有名な人とかもたくさんひいてもらったんだけどなんかしっくりこなくて・・・・僕はよかったんだけど友達だったし戸田さんがなっとくしなくてで圭右に耕右君やれないかなって聞いたら“大丈夫だと思うよ〜Ventuersはほとんど知らないと思うけど”(物まね風)・・・ってぜんぜん大丈夫じゃないじゃん!ってでやってもらったらすごくよくて戸田さんも満足そうでやってもらう事になりました」・・・こういういきさつがあったなんて・・・私は急に来れなくなった清水さんの代わりの急場しのぎで簡単にオネガイしたようなイメージ持ってました。・・・にしても「Ventuersは4曲くらいしか知らなかった」耕右さんがこれだけ弾けるんだもんね、やっぱプロだわぁ・・・・上田さんは圭右さんから「もう飽和状態で大変」と聞いておられたそうで・・・
バンドというのはやってみないとあうあわないというが分からない所があるんだそうです。上手い、下手だけじゃなくてあわせて初めて分かるその部分で一致したんだそうで・・・こういうのはわかる気がする。
そんなわけで曲とタイトルがまだ一致してないかもしれない耕右さんだそうで〜演奏する側もそんな調子、聞いてる私もそんな調子〜ちょうどいいじゃん!(っていいのか?ホントに)
上田さんも“そんなにフリークじゃなかった”ので演奏してる最中に時々なにをやっているかわかんなくなる事もあるそうですが・・・こんな話してても実は演奏はばっちりそんなこと感じないから笑えるのよね〜ホントにこんなのがミエミエなステージだったらしゃれにならないじゃーんなのだ。
「Ventuersの曲は全部にているってそのうちわかると思いますが全部一緒に聞えてきます。」あげく「ドラム全部おなじに聞えるなぁと思われるかもしれませんがその通りです!ドラムは全部おなじです」とまで〜でもあるのよね・・・イントロ聞いてぱっと知ってる曲が頭に浮かんでその曲だと思ってたら全然違った曲だったりとか・・・(^^;

★ タムは物置?
多分ね、無意識のうちにフロアタム(といいつつもこの日のセットのはちっともフロアじゃなくてバスドラを軸にセットしてあるんだけど)の上にタオルやガムテープ、スティックなんかを置いてしまう上田さん。さすがにスティックは演奏する時手にするけどカウント初めてふと目をやるとタムの上にものが・・・「あ゛!」の声と共に中断。なんてことが2度ほど・・・・こんなのは大きなホールでは絶対見られない光景だよなぁ。なんかすごいアットホーム。

★ 博多は富士山!
何のときだろ?松尾さんの話が出て来て「いちおシンガーソングライターをやってる」なんておっしゃるんで思わず「いちおって・・・」とぼそっと突っ込んだら「いやあの・・・なんで“いちお”かって言うと彼は福岡の田舎出身で“なんで東京なんかに?”てなところで福岡で博多は富士山なんですけど(博多一番の上田さんを知ってる我等は大笑い〜そこまで言うかぁだったりして)そう、博多が富士山なの!・・・それに比べると彼の所は“沼地”・・・(おひおひ!)で戸田さんも佐賀なんですけど彼の所は“谷間”」言いたい放題の上田さん。そんなプライドがおかしい。いいなぁ〜〜〜〜もう、好き!(笑)

★ 戸田さんの弦切れ
7,8曲目あたりで戸田さんの弦が切れる。どうするのかなぁと見てたらぶら下がってる弦をひきちぎってそのまま弾き続けてしまう戸田さんでした。知らない曲だったんでわかりにくかったけどたぶん微妙に音が抜けてたはず。いやぁ〜〜カッコよかったのよ、戸田さん。演奏が終わってやっぱり上田さんも分かってたみたいで「やめようかなと思ったけどやりきりました」という事でした。
とこの後でてきたのが“弦を切るのが得意な哲”の話になってっちゃったりなんかして・・・上田さん曰く「弦を切るの分かってて用意してこなくって“どうせ切るんだから準備してこい”って言うのに持ってこなくてCAVERNのや一緒にやってる伊豆田君のギターを取り上げて弾いてるという・・・だから準備しろっていってるだろというと“じゃ、今から買ってきます!”ってよく分からないやつです」だそうで・・・・やっぱり今日は言いたい放題!?

途中に元曲とVentuersバージョンの聞き比べがあってBeatlesの♪I Feel Fine♪となんと!♪A Taste Of Honey♪の登場。Beatlesバージョンはもちろん歌入り。♪I Feel Fine♪はGAR-YIZで聴けますが後者♪A Taste Of Honey♪は「CAVERNでもこの曲をやるバンドはほとんどないくらいやらない曲。」(by 上田さん)これを上田さんのVocalで聴けちゃったんだもんね!私はぢつはBeatles版覚えがないんですよね。曲はもうよく聞いてるんだけど最近では中山美穂のドラマ「ホームアローン」(だっけ?)で使われてましたよね、この曲。こういうアレンジの方が馴染みがありますです。それだけになんかすごく貴重なものを聴いた気分〜〜〜上田さんのVocalがすごく切ない。いい感じでした。
♪A Taste Of Honey♪はPaulの曲で普段Johnとかジョージとか歌ってて歌えないんで一度歌いたかったんだそうです。Beatlesファンならば誰が作って誰が歌ってて当たり前のことでも世間的にはそれがどういうことかちっとも分かってないというお話へ。
「だいたいBeatlesというと知ってる曲は限られてて普段はJohnとかリンゴとか歌う事が多いんで博多のイベントで歌ってくれって言われた時に「Johnの曲だったら」といったら「それでいいです」って言うんで「どんな曲がいいですかねぇ」といったら「Yesterday」って言われまして「どこにJohnがいるんだ?みたいな」で頼まれたのが♪Let It Beと♪Hello Goobyeと♪Lady Maddona♪(ここで笑えない人は“世間一般”ということっすね)で♪Lady〜は2年前に覚えて歌ったなぁということで歌ったんですが♪Let It 〜♪も歌わされまして・・・」軽く歌いたいのにキーの関係でそういう歌い方ができなくて熱唱してるみたいになってる自分がものすごく嫌だったんだそうです。(上田さんがギター弾きながら歌ってるビデオ見せていただいた事ありますがすごーくその雰囲気がわかっちゃったりして・・・でもカッコイイと思うけどなぁ〜上手いから)
その時に歌った曲で一番受けたのが♪ローハイド♪でものすごく受けてなんと上田さんそのままアカペラで歌い始めてしまったわけでしかも手抜きなしのめいいっぱい!!おーーーーーだったのです。一番最後の「Heah! プシュ!」まで。いやぁ〜〜何度も歌われたというのは聞いたけど一度も生で聴いたことなかったのにこんなところで聴けちゃうなんて〜〜思いもかけないプレゼントこれ聴けただけでここにいてよかったぁな私〜。

その後たしかBeatles つながりで耕右さんにも1曲歌ってもらおうということで(というよりも気分を変えてということでやりたい曲を聞いたら上田さんも戸田さんもよくわかんない曲が並んだそうで・・・元々やってる音楽の畑が違うということでやっとBeatlesが出て来たという)耕右さんに選んでもらったらのが♪For You Blue♪本家!?GAR-YIZでもここ最近やってない曲〜とか思いながらいるとこの選曲も大変だったそうで「戸田さんは♪For You Blues♪??とか言うしでどのアルバムにはいっとったかいね?っていうし」それでやってしまう所がすごいかも耕右さんのVocalもカッコいいんだよね〜確かBONZの時に♪It's All Too Much♪歌っておられたと思ったんで一瞬そっちかなぁなんて期待したんだけどなぁ〜(ドラムが好きなの、この曲の)でも久しぶりの♪For〜〜♪も渋くてよかった。

♪レッツゴー!♪
文字にするとわからないと思うけど♪タンタン タタタ タタタタ タタ♪ノリズムが出たら必ず「レッツゴー!」ってやって下さい!やらなきゃいけないの〜ということで練習。それがみんな1回でやっちゃうんだなぁ〜〜「すぐに出来ちゃおもしろくない!指導してみたかったのに〜〜」とこんなトコロデもいじけモードの上田さんだったりして〜「次にやる曲と実はその次の次にやる曲にもでてくるんでそのための前振りだったりして・・・」でやったのがその名もその通り♪Let's Go!♪んで“次の次の曲”これはわかっちゃってたんだなぁ〜〜出てくるのということで間間のドラムソロももう圧巻!な♪Wipe Out♪これで1部は終了。

2部は酔っ払いがやたらと「ウエダさ〜〜〜ん」「ガーリー」「ノーキー!」(戸田さんはまたの名を“稲毛のノーキー”とおっしゃいます〜)との叫び声が飛び交うわけでそんなかで「なんで戸田さんがノーキーで俺だけガーリーなんだ〜メルだろ!」と自分で言いつつ「でもメルっていうのもヤダな・・・」と呟く上田さんだったりして。

♪朝日のあたる家♪
聞き比べコーナーPart2ででてきました。
これは初めて上田さんのVentuersを聞いたWishingのPartyの時にもでた曲で私はVocal付き(ジョーンバエズだったかなのカバーで聞いたのが最初だと思うけど・・元歌はアニマルズだよね?)しか聞いたことないこともあってその時に「Vocalも聞きたい〜〜」って入ってないのがすごく物足りなく感じちゃったんだけどやって下さいましたね〜〜歌付きと歌なし。いやぁ〜〜〜この曲を上田さんのVocalで聞けるって幸せですぅ!!昔っからだーーーい好きな曲〜
しかも2回続けて〜上田さん曰く「これは歌がないだけで同じです!」って笑ってらしたけど〜“泣き”のギターの音が切ないのさぁ〜〜う〜〜ん、これもいい感じ!
ただね〜歌い終わったあと真っ先にかかったのが「ノーキー」の掛声で「俺が歌ったのになんでノーキーなんだよぉ!!!」と抗議する上田さん(結構マジで怒ってたみたいに見えた。笑)。あげく「わかった、もう歌わない!」・・・・戸田さんにまで「ほらぁ〜すねちゃうからぁ」といわれてしまう上田さんって・・・だったのでした!

♪悲しき願い♪
上田さんのVocalです。
まさか出るなんて思いませんでした。これってベンチャーズじゃないよね??この曲系図狩で日本語の曲を歌うなんて話が出た時に某知人に「日本語ったって日本語でカバーされてるオールディズ当りかなぁ」ってそんな中で尾藤イサオの♪悲しき願い♪なんて冗談でメール打った記憶あったのでなんか「おおおおこっちで出るかぁ??」だったりしてもちろん元歌の方です〜英語の〜なんか期待通りはまるなぁ上田さんの声。(どっかで上田さんと尾藤イサオのイメージに共通するものを感じてるなんてのは私だけか・・・;;;;;似てるっていうんじゃないんだけどさぁ〜なんていうのかなぁ〜ほら〜・・・)英語の歌詞は知らないので一緒に♪だーれのせいでもありゃしない〜みんなおいらが悪いのさぁ〜〜♪な私でした!(笑)上田さん曰く「尾藤さんも歌ってますがそれはなんだかなぁ(でもいい人なんですよとのフォローしてたけど)ですが元歌何度も聞いてるうちにいいかなと」だそうです。うん、確かに違った感じ〜〜〜新鮮でした。

♪Boom Boom♪
もうイッチョVocalコーナー。これって系図狩で出てた曲じゃなかったっけ??ここ3曲は“アニマルズ特集”ということだったみたいですね〜

★ スティック選び
なにしろ目の前なんだからスティックの交換もばっちり見えてしまうわけで真新しそうなスティックを何本も出して選んでる上田さんだったりしてそしてこんな話まで・・・
「スティックって右と左と重さが違うんだよ〜右が軽くて左が重くてバランスがちょうどいいんです。ほとんどのドラマーはそうしてます。神保彰なんかは右と左とメーカーも違うの使ってるしね。スティック売り場にはちゃんと計りが置いてあって一本一本重さを量って選んで買ってくるんです。・・・で今日それをやってて遅刻しました・・・」・・・ってせっかくマニアックないいお話してるのに何もそこまで言わなくても・・;;;;;
なんかドラマーとしてのこういうこだわりのお話を聞けるのってうれしいんだなぁ〜
ちなみにVenturesは叩き方も違うのでスティックもいつもと違う軽目のスティックのさらにその中の軽い物を選んで使っておられるとの事でしたが・・・う〜〜んプロのこだわり〜

★ 圭右、耕右、ユウスケ3兄弟
加山さんのライブへ行った時に“小心者”の上田さんはお酒が入れば話が出来るとビールを飲んででかけたそうで突然「一緒にやろう」と言われた時に「飲まなきゃよかった」と・・・ドラムはお酒が入るともたったりするそうで飲んではやれない・・・とこんな話から「僕の知り合いにお酒飲みながらGuitar弾くやつがいて・・・耕右君のお兄さんの圭右というんですが」と圭右さんの話へ・・・はいいんだけど上田さん目の前にいる耕右さんと圭右さんの名前がもうごちゃごちゃ「もっと違う名前にして欲しかったな!まぎらわしい」これを聞いた耕右さん「もう一人ユウスケと言うのがいるんだけど・・・」「そんなにいたら誰を呼んでるか分からなくなる〜〜」

★ みょう平君。
若干15歳(4月から高校生)のギタリストです。すごいんだなぁ、彼が。
上田さんが一生懸命にみょう平くんの話をしてるのにみんな、みょう平くんばかりをみていたらしく「せっかく俺が喋ってるのに誰も聞いてない!みんなみょう平ばっかり見ていいねぇ〜若いって俺ももう20歳若かったら・・・もうやめた!もうしゃべんない!」ここでも完全にスネモード・・・上田さん〜〜〜ちゃんと聴いてるのもいるってばぁ・・・・とここでなんでも小学3年生の上田さんのファンがいるそうで会ってくれと言われて会ったらすごく奇麗な子でスタイルもよくって僕の方が上がっちゃいました。向こうも真っ赤な顔してるし・・・」いいよなぁ、美人って・・・・;;;;;しかし小学生に上がってる上田さんって・・・・
でこのみょう平くんがゲストとして戸田さんと代わって1曲♪Bulldog♪だったと・・・3年ぶりあれ?2年ぶりだっけか(上田さんの事は言えない)で見たみょう平君顔つきもすっかり少年から青年になったのもビックリだったけど(自分の息子の事考えれば当たり前なんだけどさ)ギターを弾くその姿がステージ慣れしてきたというかもうお見事!しっかりすっかりプロの雰囲気。ギターの腕は以前からもきっちりだったけど余裕が出てきた分客席にアピールできてるもんね。上田さんや耕右さんのリズム隊に負けてないもんね。子供の成長ってすごいよねぇとしみじみ思ってしまった瞬間でした。今後が楽しみかもなぁ〜なかなかジャニーズ系のかわいい子ですよん〜(という風にいわれるのいやなお年頃かも〜;;;)

♪The Cruel Sea♪
上田さんが始めて買ったVentuersのレコードというのは確かBirthdayライブの時に聞いてたのさ。曲名いわずにエピソードだけでいこうとしたら戸田さんが違うイントロをひき始め思わず「え??」・・・「ちがうもーん、それじゃないもーん」かわいこぶってる上田さんなのだぁ〜「Crwel Sea♪じゃぁ?」とぼそっ呟く私に指差して「そっちの方がよくわかってるね」とテレ笑いの戸田さんでした。いやーんまさか反応されちゃうとは思いませんでした・・・そんなつもりじゃぁ・・・う〜ん戸田さんってフレンドリー〜“お話”しちゃった。(笑)
ちなみに初めて買ったレコードは日野てる子の♪夏の日の思い出♪ということでさわりを歌い始める上田さんだったりして〜「ハイビスカスがかわいかったんだもーん」なんだそうです。もっと歌ってぇだったけど「歌わないよ!」で止めちゃったけどねぇ〜この曲も冗談でやったりしてぇなんてメール打ってた曲だったので偶然にビックリ〜いやぁ〜上田ファンにとっちゃ定番の曲さぁね!
この日の上田さんはやたら「いいんだも〜ん」「いやなんだもーん」「〜〜なんだも〜ん」の連発でなんか“おこちゃまモード”いやぁ〜毎度の事ながら分かっちゃいるんだけどかわいいのよねぇ・・・・・・;;;;;;;;;

♪Mission Impossible♪(だったよね?スパイ大作戦・・・)
5拍子という“日本人はニガテ”なリズム。なのさ〜〜一緒にリズムとっててもギターのフレーズに気を取られてると自分の中で狂ってきてたりね慌ててベースの繰り返しを聞いてリズムもどして〜みたいな〜大好きなのよん私はこの曲。
カッコいいんだなぁ〜〜〜〜上田さんの真剣な表情がもう!!!同じリズムを延々とキープするのってスゴイと思う。

♪CARAVAN
これはもう圧巻!!上田さんのBirthday LIVEで聞いた時よりもドラムソロ以降のアドリブのものすごさ!ベースのソロにギターもソロにドラム&ベースのセッションにまさに息を呑んで目をみはって聞き入ってしまう世界。ほとんど視界に入ってなかった耕右さんの熱演にも思わず目を奪われたりして・・・途中で耕右さんがベースを持ち替えてもしやと思えば期待通りタイミングを見計らいながら上田さんに近づいてベースを差し出すわけでバスドラとハイハットをキックしながらスティックでベースの弦を“叩く”おおーーーこれだぁ〜〜ずーっと待ってたのよん!!前回期待して「期待すんなよ!」と釘をさされてた(笑)“Play”息もぴったりですごいぃ!いやぁ、ほんとこんなPlayを聞くには狭すぎてあまりにももったいない!!って思ってしまうくらいかっこいい!!
上田さんはそりゃ、あーたどんな時よりもさらにまた一段と輝く天空の星☆でございます。時には真剣に時には得意げに白い歯を見せながらのプレイはもうため息〜〜時に腕を交差させながらのドラミング〜見せる事もしっかりと。カッコよすぎぃ・・・・・手を伸ばせば届く距離なんだけど伸ばしても届くはずがないと思ってしまうような目の前の上田さんがまるでTVの中にいるみたいな不思議な感じで見えてました。最高の贅沢!もっともっとたくさんの人に聞いて欲しいよ、見て欲しいよ上田さんのこんな姿。知らない人が多すぎると思う。もったいない!!

本編はここまで!
引き続きアンコール〜だけど今のプレイでもう体力気力使い果たしたくらいすごかったのもあって1曲だけということで♪Driving Guitar♪で今日のライブはおしまいでした。
ふと時計を見るとなんと11時。始ったのは19:30近かったし途中30分くらい休憩はあったけど短いはずのベンチャーズでこれだけの時間。そんな長さを感じさせないあっという間のステージでした。
「TULIPじゃ寡黙で通ってる私ですが」なんて言う上田さんのMCもありましたがこんなに生き生きとはじけてる上田さんを目の前で聴けるなんて幸せもんです〜〜

マイナーな曲をやる時はきまって「この辺の人達はわかんない曲」という上田さん「知ってるわい!」と突っ込みたかったけど悔しいかな上田さんの言う通り“知らない”んだよなぁ・・・・ほんと、悔しい!何時か見返してやるぞぉ・・・なんちゃって(笑)

スティック。とにかく今日はやたらとたくさん回ったようなしかもいつもキレーイにくるくる回るのになんか“カクカク”してたりして・・・♪I Feel Fine♪の定番の場所では2回とも1曲の中でも2回とかね〜もうなに出回ってたかも数えてられない〜〜〜ちょっと口元とがらせながらクルッとする姿は確信犯っぽくって得意そうでいい感じ〜〜
何の曲だったか最初はホットロッドつかってて途中で両方パーっと放り投げて普通のスティックに持ち替えたことがあったのですがもうカッコイイの何の〜〜あれ?これって系図狩の時だったなかなぁ・・・こっちだったと思うんだけど・・・・

ドラムセットがコンパクトだったからかシンバルもなんか小さ目で叩いた後の微妙な傾きのせいか1,2回“空振り”っぽくなったふうに見えたのがちょっとおかしかったです。(あたってるんだけどきちんと叩けてないから音がカツッってしょぼいのさ〜・笑)そのあとの上田さんの表情がね〜もしかしたら違うのかもなんだけど

★ 上田さんの視線
大きな会場ではお顔がこちらを向いていれば「きゃ!こっち見てる」気分になれますがこれだけ目の前だとお顔がこっちでも視線が違うのがはっきり分かる。例えば私の真正面になるシンバル見ればいつもなら見られてる気分になれるのに今日は絶対自分を見てるわけじゃないのがはっきり分かる。う〜〜んこれが現実・・・このくらい夢みたいんだけどなぁ〜でも時には上目遣いに戸田さんのプレイを見、満足そうに上を向いてニヤリ、真剣な目つきでシンバルを見つめてリズムを刻んだり・・・客席の上を行く遠い視線になったりまるで歌詞を思い出そうとしてるように上目遣いだったりそんな普段見られない表情にドキドキ・・・特にそう戸田さんを見つめる姿がなんかやんちゃ坊主みたいに見えてかわいいですよ・・ほんと50過ぎのおじさん捕まえて・・・(^^;
いや、こんなところで目が合っちゃったらきっと私の方が逃げます。幸か不幸かそんな瞬間があった記憶はありませんが・・・;;;;;;
戸田さんとなら何度かあったのになぁ・・・笑って下さるんで嬉しかったです。ホントにいい方!


こんじんまりとした空間の中の楽しいライブでした。そこに上田さんがいたから私の方が変に緊張していた気がします。酔いに任せてステージの上田さんと楽しそうにやり取りされてる人達の声を聞きながらこれが上田さんじゃなければきっとわたしも参加していたかも知れないなぁ・・・こういう場所ではこういう楽しみ方もいいのかも知れない・・・
でも久しぶりに会った“今年初”の上田さんは楽しみにしていた通りのゴキゲンでパワフルでどんなに大きな音でも心地よく響いてくるドラムのその音、リズムを聞きながら「あーやっぱり私はこの“音”が好きなんだなぁ」とあらためて感じてしまいました。