'98.11.13 吉祥寺Star Pine's Cafe

このライブのコンセプト??は↓ですね。(^^)v

おれが上田だ!!

私にとっては4ヶ月ぶりのGAR-YIZ、上田さんの生ドラムです。チケットはとってあったとはいえ、正式!?に参加決定を決めたのが2週間前という事もあってでかける直前まで「私ホントに行くんだろうな??」なんて思いながら待ってました。
7月の時に一緒に騒ぎまくっていた“心強い”友人たちは今回は不参加、ひとりで騒いでたら浮いちゃうだろうなぁ・・・なんて心配しながらの参加だったりします。
それでもいつもレポートいただくよしみさんとそのお友達、更に東雲亭の御主人AZUMAさんとごいっしょという事で前オフから前回のライブの話で盛り上がってたりしてたんですが・・・


今回はファンクラブのほうの“先行予約”の恩恵にあずかってなんと「店売りの赤の番号6番」などという夢のようなチケットを手にしていたおかげでなんとTOPのグループで入場できたという幸せ。座席は選び放題だったのですが・・・・最前列のあまりのステージとの近さにひるんでしまって2番目のステージ向かって左寄りをKeep。ど真ん中にドラムがセッティングされていて、そのすぐ後ろの左寄りの壁の高い位置に見つけた白い張り紙「ん??」と思ってみると誰が書いたのか紫色のマジックであまり達筆とは言えない筆跡(^^;;;で「おれが上田だ!!」と一言・・・・・(・。・)なんなんだ!!!この張り紙はぁ!!!よしみさん達と大笑い。ふと友人の「上田さんてさ歩いてる時も肩で風切って歩いてるみたいでさ、いかにもウ・エ・ダだ!!って感じするよ!」というセリフまで思い出しちゃって・・・笑いが止まらない・・・そっかぁ、上田さんてやっぱりそういう人なんだぁ・・・(^^;;;;;「東君の仕業に違いない」 と踏んでいるのですが真相は??やっぱりあれはウケねらいのために貼り付けたものだったのでしょうか??何というお茶目なかたがた。それにしてはちょっとばかり遠慮がちな“張り紙”だったなぁ、どうせならもっとでかでかと書いとけばよかったのに・・・今日はそういうノリなのね・・・・・


前回は大幅に遅れた開場、開演も今回はほぼ定刻どおりでした。
ステージに現われた上田さんは相変わらずの黒のパンツに今回は白シャツにタイ(いわゆる再結成TULIPスタイル!?)、黒のジャケットというスタイル。「あれ?サングラスが前と違う・・・」最近はやりのちょっと“細目”のレンズのもの(某おじさん曰く:「今日の上田さんヤンキーはいってたねぇ・・・」)無表情だとちょっと怖いぞ・・・・。東君、哲ちゃんも黒、グレーを中心としたスーツスタイルでひとり伊豆田さんが黒系のトレーナーに白のパンツというラフな格好。
まずはお約束の「上田さ〜〜ん!!」・・・と・・・と・・・今回は他に誰もついてきてくれない・・・「え!??」今日はみんな“オトナ”なの???前回はあっちこっちからいろんな声援が飛んでたのに・・・・私もさすがにステージからも目が届きそうな座席では羞恥心というものが顔を出してしまってはじけきれない・・・・「お願い誰か一緒に騒いで・・・」といった心境。(^^;;;;;
で、クールに始まったステージ1曲目は前回と同じ「GAR-YIZのテーマ」きゃぁ〜〜相変わらずカッコイイ!!いいねぇ、この曲・・・・このあとは「Hey Bulldog」(アレンジが似てると思うんです私)やっちゃったりすると面白いのにと思っていたところに続いたのがなんと「Magical Mystery Tour」!!!おーーーいきなり新レパートリーだぜい!まさかまさかのこの曲。なんだかこの曲までがGAR-YIZのオリジナルであるかのようにぴったりはまって聞こえてきます。元々私の好きな曲ではありましたが実はこれを書いているいまだにずっと♪Roll up〜Roll up for The Mystery Tour〜〜♪が頭から離れない。いつでもどこでも頭の奥でこのフレーズが鳴り続けてしまってます。インパクトありました。なかなかやるなぁ・・・・そして続いて「It Won't Be Long」先日のCAVERNでお披露目があったばかりの曲。これBeatle Peopleでも歌ったんですよね。更に早々に哲ちゃんVocalの「Devil In Her Heart」。前回はステージ中央でGuitarを弾いていたはずの哲ちゃんは今回は「なんか知らないけど自分で隅っこにいってここがいいって決めちゃった」(上田さん:談)ということで右隅の伊豆田さんのKeyがある後ろのほうでめだたないよーーに歌ってます。ミュージシャンという人種は「目立とう!!」な人ばかりかと思ってたんですけどなんてシャイな人なんだろう。上田さんとたして2で割るとちょうどいいのかも・・・・・というと怒られますね(^^;;;;;;;

最初はお決まりのご挨拶「前回もここでやりまして・・・新レパートリーも増えまして、今日のために出し惜しみしていた曲もあるんでといっても初っ端にやりましたけど・・・」
でもって東君のMC。
ねぇ、前よりドラムの台が一段と高くなってない??まったくそのうちドンドン上に上がっていって前に出るようになって・・・」と東君。「いや、昔はみんなドラムの台があったんだよ!最近はどこへ行ってもべたでなんか気分悪いんだよね。なんか後ろのほうに隠れてしまって面白くない」と上田さん。「まったく目立ちたんだから・・・そのうちに後ろに名前なんか書いて今日はその代わりという感じでちょっと張ってみたんですけど・・」と例の“おれが上田だ!!”の張り紙を指差す。「電飾は???」7月のMCを思い出してついついツッコミを入れてしまった私に「電飾!よく覚えてますねぇ・・・今回は間に合わなかったんでまた今度後ろに大きくバーンと」ってなんだ東君だって覚えてたんじゃないですか・・・(^^;;;;;

「CAVERN CLUBというところでいつも僕らやってますが、この間ね照明さんとかに次誰のVocalでとか伝えるのに省略形で伝えてて気がついたんですけど・・・」と8日のCAVERNで盛り上がった「ニックネーム」の話を始めます。“Devil 哲”“Sexy 東”“Lovely 伊豆田”・・・どうもこの辺は決定??のようでじゃ、上田さんはというと・・・やっぱり「俺は昔っからガーリー上田だ!」で、そのまま昔のTULIPのニックネームの話を始める上田さん。「昔G.Sとかでねニックネームというのがはやってたし憧れてていいのつけたかったんだけど自分で選べなくて事務所の人につけられちゃってね、で僕はマサトシで優雅の雅に利益の利ということでついたんですが・・・」「で財津和夫がカズってつけられてすごく怒ってて、安部俊幸がシュンっていってにあわないですよね、姫野はタッチーって言いまして・・・」こんな話を始めるなんて昔話を始めるようになっちゃぁ・・・・やっぱり東君に年寄り扱いされてもしかたないぞ・・・・

それから東君のVocalで「Baby It's You」伊豆田さんで「All My Loving」上田さんで「Something」と続きます。「Something」の♪You're asking me will my love grow〜〜♪のドラム。これは私にとってはなんだか感動ものなんです。フロアタムからタムタム、ハイハット、スネアとタイコの音(順不同(^^;;;;)が流れるように入るのですが思わず手の動きに見入ってしまいます。何で歌いながらあんなに複雑に手が動くんだろう??う〜んどうも文ではうまく表現ができないのだけれどやっぱり「あのフレーズを歌いながらこのドラミング!??」なのです。職人芸だわ・・・・・

「Penny Lane」がくればやっぱり次は「Strawberry Fields Forever」・・・なんといっても今回もっとも聞きたかった曲3本の指に入る曲です。けだるいVocalなんだけれどドラムの響きがホントになんだか心地よい。エンディングのフェイドアウトっぽく音が弱くなって更にまた“復活”してくるあたりの再現はすごいです。叩き方の強弱だけであんなふうに演出できてるんでしょうか??この曲は最初のほうしかBassが入ってなかったりいろいろと複雑な曲なんだそうです。(私はこういうのよくわかんないんだけど)“本物”は幾度となく聞いてますけどなんて言っていいんだろう・・・・生で聞くとなんだか迫力を感じてしまうのです。予想以上の感激でした。

MC中幾度となく「打ち合わせはほとんどなしで誰がどこでなにをしゃべるかなんて全然決めずにやってるんですけど・・・こういうバンドということで」なんていうのが出てきてたりしますがここでもいきなり次の曲の確認が始まります。「次なんだっけ??」「え?これじゃないの?」おいおい!!で「これの次“Yellow Submarineだろ!?」・・・え!???そんな曲やるの???新レパートリー??なんて思いながらメンバーのやり取りを聞いていて始まった曲“Lovely 伊豆田”Vocalの「Lovely Rita」途中の上田さんの“か細い”(Keyが高くて声を出すのがちょっと大変??)♪Rita!!♪のシャウトが悩ましい・・・
で次にきたのがなんと!そうです、待ち望んでいた「Hey Bulldog」そっかぁ!だからYellow Submarineなんだ!隣のよしみさんのお友達もこの曲が大好きだとかで二人で顔を見合わせて「やったぁ〜〜〜〜!!!!!」と大騒ぎ。じっとなんて聴いてられない。ついつい上田さんのドラムに合わせて手が動いてしまう私。♪If you're lonely you can talk to me♪ここから続くドラムの音が大好き!
更に続くは前回初めて聴いた「I Am The Walrus」GAR-YIZの演奏を聴いてから“本物”を聴いたという情けない奴ですが確かにこの曲はいろんな“音”が入ってて耳慣れてくるとどれもはずせない音になってきます。そんな擬音を上田さんがあちこちで入れてるのがなんだか微笑ましくてついついニコニコしてしまう私です。気持ち前回よりも“擬音”が増えたように聞こえたのは気のせい??(^^;

BeatlesのコピーバンドということもあってそれぞれのBeatlesにまつわる思い入れ、出会ったきっかけなんていう話に花が咲きます。なにしろ世代がバラバラのGAR-YIZ。“リアルタイムで順番に”聴いてきている上田さんと解散してから“いっしょくた”に聴き始めたほかのメンバー。上田さんは一番最初に聞いたのが「My Bony」だったそうで初めてのレコードが「You're Going To LoseThat Gir」だって言ってたっけ?(曖昧モードだぜい)。始めはビーチボーイズとごっちゃになってて違いが分からなくて後で気がついたら好きだと思ってたのが全部Beatlesだったみたいな話をされます。
東君の始まりは「She Loves You」・・「でも、英語だから読めなくて“しーらしゅう”だと思っててレコード買いに行ったけど店員さんに通じなくて一生懸命に説明してやっと見つけてもらった」なんて誰でも似たような経験あるですねぇ・・・(^^;
でもって隅っこで黙っている哲ちゃんに「哲ちゃんは??黙ってないでちょっと声出せば??」とふってみる東君。それでもなかなかしゃべらない哲ちゃん。・・・・そんなに無口なの??

私は伊豆田さんと実によく似た経緯をもってます。「小学校5年の時に「Let It Be」を聴いたのが最初」なんて、なんだぁ!私とまったく一緒じゃない!!たいしたBeatlesファンでもなかったのだけれど今でも私はその瞬間を覚えているのです。小学校の教室のスピーカーから流れてきたLet It Be・・・「そうか、これがおかあさんがなんだか訳の分からないBeatlesっていってたやつだ・・・」しかも英語だから全然わかんなくて♪Let it be〜♪が「エルピー」に聞こえる。「エルピーってレコードの歌かぁ??」・・・なんとこれと同じような事を伊豆田さんもおっしゃる。そうだよね、どう聴いたってあれは♪エルピー♪だった。更に伊豆田さん曰く「Beatlesってよくわかんなくて当時はやってたG.S全部がBeatlesという音楽だと思ってた」・・・あ!それもよくわかる、わかる。やたらと伊豆田さんに親近感を持ってしまった私でした。

でもって彼らのこだわり。「この曲の後にはこの曲がこないと気持ち悪いみたいなのがあってそういうのを再現してみようかと思います。そのうちにLPの片面全部順番にやりたいとかそういうことにやりがいを感じて楽しんでるバンドなんです。」という事でした。はいはい、よーーーくわかりますよ。(^^)なんていったってそういうはなしをしている上田さん達はすっかりプロの看板がどっかにいっちゃってる気がします。
そしてLPの曲順シリーズ第1段!??
「Matha My Dear」「I'm So Tired」。「Matha〜」は私が初めて聴いたのがTULIPがコピーで出した「All Because Of You Guys」の財津さんのVocalだったりします。そんなわけで歌詞もしっかり財津さんの発音で覚えてたりするのです。(^^;;;;;一緒に全部歌える数少ない曲だったりするのでなんだかすごく懐かしい気がします。特にあの出だしのPianoのフレーズ。
そして「I'm So〜」はけだるげな上田さんのVocal。私は“本物”を聴いたことがないんです。なんだかぞくっとする“男の色気”みたいなの感じてしまってう〜んこういう声で耳元でささやかれてしまったら現実に戻ってこられないぞ、きっと。最後の「ぼそぼそ」とつぶやく“セリフ”客席がしーんと聞き入ってしまった感じで拍手のタイミングに困ってしまった。(^^;
「Sexy Sadie」この曲も“本物”を聴いたことがないんです。それなのにすごく懐かしい音「あ!心の旅だ!あ、このコーラス’66あの頃の僕たちは・・・だ!この続きは♪僕たちはぁ〜小さな生き物 宇宙の中・・・♪(光の輪)って歌いたい・・・・」今まで聴いてきてた彼らの曲がダブって聞こえてきます。こんな所に原点があったんだ。今ごろになって再認識してる私って・・・・
「Don't Let Me Down」・・・メンバーはこの曲お気に入りなのかなぁ・・・・3月からのGAR-YIZのステージではほとんど毎回この曲が入ってます。うちの娘はこの曲になるといつも歌います、♪Do Re Mi Town(ど、れ、み、た〜ん)♪(^^;;;;;;;

LP曲順再現シリーズ第2段!???
「Birthday」きゃぁ〜、24年ぶりの上田さんが歌う「Birthday」だぁ。でも伊豆田さんが上のパートで上田さんは下のパート。TULIPは上田さんが上歌ってたもんね。途中の「One Two Three・・・・」のカウントも健在。カウントはマイクをとおさないんだねぇ・・・・私の今回の上京は子供たちからの「1ヶ月以上も早い“Birthday Present”」でもあったんでなんだかGAR-YIZにもお祝いしてもらった気分になれてすごくHAPPY!!!思い込んでればなんでも幸せ〜〜!(*^^*)<危ない奴とも言う・・・
「Yer Blues」“本物”を知らない3曲目。へぇ、Bealtesにもこういうのがあったんだ。ドラムを叩いている上田さんの表情がだんだんと嬉しそうになってくる。哲ちゃんとアイコンタクトとりながらすごくご機嫌な笑顔でタイコを叩く上田さん。この時の上田さんの笑顔が一番輝いて見えたのは私だけ??

そしてここでオリジナルコーナー(?)になります。「オリジナル作ろうと思ってたんですけどレコーディングとかで忙しくて・・・言い訳ですが・・・できなかったんでちょっと懐かしい曲で暫らくやってなかったのをやってみようということで」あーーーなんだぁ!すごく期待してたのに・・・8日のCAVERNでの“告知”で「オリジナルもやりますが、オリジナルというか懐かしいやつも・・・」とさりげなくおっしゃったようですが、しっかりチェックはいってます。「ん??懐かしいって???」そうか、やっぱりか・・・実はこの話を友人に聞いた時、期待してしまったのはTONYの曲だったりしたのですが・・・

ここで確か前回はあったようななかったような伊豆田さんの“伊豆ちゃんの小部屋”復活です。前回盛り上がった「Ebony And Ivory」再びで伊豆ちゃんの物まねワンポイントレッスンが始まったりします。スティービー・ワンダーにジョン・レノン・・・「同じだって!」という東君に「やってみて」とふる伊豆田さん。負けずに「おれだってできるよ」といきなり♪Baby It's All Right!♪と「伊豆田さんの物まねふう」に歌う東君。
今回はその他に「Alone Again」「All By Myself」「Honesty」までやってくれちゃった伊豆田さん。いやぁ〜いいなぁ〜こんなに自由に弾き語りができちゃって・・・・そー言えば今回のステージは前よりもMCに絡んできてましたよね、伊豆田さん。伊豆田さんもお茶目なんだ。

でもって、オリジナルコーナー最初は伊豆田さんの前回のほんとのオリジナル。「New York Style」これはもう絶対ですよね。オトナのムードのジャズっぽいナンバー。スチールの「ほうき」のようなスティックでリズムを刻む上田さん、お!こんなとこで何気にスティック廻しちゃって・・・・そう言えばスティック廻したの今日始めてかも??
で、残る上田さんと東君の曲と言うことで・・・

東君のツッコミ「ね、“コリャさ”やんないの?」(おいおい!!「オイサ」だってば・・・(^^;;;)「あれは夏だからね、季節が違うから」・・「あーそうか!!夏にライブやらなきゃやらなくてすむんだ。じゃこんどから夏のライブはやめて春とかにしましょう」「あ〜〜〜〜〜!そんなにあの曲嫌うの????」なんてやりとりが始まります。東君ずいぶんじゃないですかぁ、私大好きですよ「オイサ」。聴きたかったもん。

「27歳の時にレコーディングして・・・・安部俊幸が曲を書いたんですけど・・・」・・・・わぁ!!!!フリスビーだぁ!!まさか、まさかこんな歳になってこの曲が生で聴けるとは思わなかった。数少ないTULIPでのVocalで一番最後の曲になってしまってた曲。レコードの上田さんのVocaは微妙にビブラートがかかってせつなく聞こえてきたこの曲。歌い方もなんだか頼りなさげで今とは全然違う。TULIPでは「早くおいで」とか「ムーン号」のVocalのイメージが強い上田さんですが、あの頃は上田さんの声はこういう曲のほうが似合っている気がしてました。・・・でも上田さんあの頃に比べると歌い方も違って今じゃなんでもOKって感じだものなぁ。♪だから昔が懐かしいだけさ・・・♪いつもは「よく覚えてませんが」とか濁してしまうことが多いのに珍しくきっぱりと「27歳の時」と言い切った上田さん。「Someday Somewhere」の発売は'79だから28だったんじゃないのなんて友人達とツッコミいれて盛り上がってましたがこれだけ言い切れちゃうとこ見ると「別な思い出」あった曲なんじゃないですか??そんな事思いながら随分と大人になってしまった「思い出のフリスビー」不思議な気持ちで聴いていました。
でもさ、ここまでさかのぼるのだったらいつかはTONYや“上田バンド”やってた頃の曲やって欲しいな。・・・こんなこと思うのってわたしだけなのかなぁ・・・・・そんなことないよねぇ・・・・・

そして東君の懐かしの曲。それが「ロックンロール天国!?」上田さんがALWAYSに参加して初めてのCD「NEVER」の曲でやはり当時のレコーディングの話に花が咲く。「ヤマグチ湖じゃなくて・・・・えと河口湖のスタジオでやったんですよね」・・・その後上田さんが当時を思い出していろいろ話をしているんですけどチューニングに一生懸命で全然話を聞いてない東君。「あーーあーー」と思ったらやっぱり上田さんが話しを東君にふったのにしばしの沈黙。上田さん悲しそうに「僕の話聞いてないでしょ」「チューニングとかで忙しいんですからちゃんと話しててくださいよ」とつれない東君。

「ロックンロール天国!?」で盛り上がった後はちょっとアコースティックコーナーっぽくなります。
「I'll Be Back」「Girl」「Yesterday」と続きます。
「I'll Be Back」上田さん曰く一般にはほとんど知られてない曲だそうで・・・あ、そうなんだ・・・しっとり系の上田さんのVocalもなかなかいいです。
「Girl」シンバルを叩きながらその手でシンバルを押さえて音を止めるしぐさがまたカッコイイと見とれてしまってる私。
「Yesterday」・・・「この曲はスタンダードすぎてあんまり他の人が歌うのはよくないんですが伊豆田君だからこそやろう思う曲」と上田さん。私が英語の曲で一番最初に歌詞を覚えたのもこの曲です。しかもやっぱり財津さんのVocalで聴きながら・・・・(^^;;;;;そんなもんなんです。

アコースティックコーナーが終れば後はもう・・・「コンサートも終りのほうになってきまして後はロックンロールで盛り上がっていこうと思います」え〜〜〜!!もう最後のほうなの???なんだか随分と短い気がします。まだまだ盛り上がり足りない早すぎるぅ!!なんだかきつねにつままれたような気分でMCを聴いている私。
曲は「You Can't Do That」東君がShoutします。それなのに客席はなんとなくクールだし・・・それでもロックンロールナンバーになるなら踊るっきゃないよなと思いつつ隣の友人に「たちましょうよぉ」と声をかけてみるけれど「え〜〜?そんな雰囲気ないですよぉ〜勇気ないです」とつれない返事。さすがにひとり立ち上がるほど度胸もなく相変わらず着席のままばたばたと乗りまくる「変なおばさん」状態。(^^;;
続いて上田さんのおなじみナンバー「Bad Boy」この曲もほとんどのステージで演奏してきてる曲ですね。私も大好きです。途中でスティックがささくれているのが見える。「折れちゃってるんじゃないの??」とか心配してる私だったりしますが上田さんは一向に気にならないようでとにかく力いっぱいシンバルを叩き付けている。一緒にshoutしちゃいたいわ。
そして、そしてやってくれました。「Hi! Hi! Hi!」Wingsの曲です。もう懐かしさいっぱい。私はWingsをリアルタイムで聞いてました。昔ラジオから流れてきた音そのままのイメージで聞こえてきます。エンディングのリズムをはしょるところから最後までしっかりと再現してくれててなんだかそういう所が嬉しくてうーーーやっぱり座ったままというのはつらいよぉ〜なんて思いながら聴いてた私です。

ロックンロールナンバーが終ればいよいよラストということで「盛り上がるかどうかわかりませんが」なんて言う上田さんのMC付きで「Hey Jude」しっとり系で来ましたか・・・・聴きたいと思ってる曲でした。伊豆田さんのVocalはやっぱり迫力があってすごいです。
で、あれ?あれ?と思っている間に終ってしまってメンバーがステージから去っていきます。「やっぱり今のが最後だったんだ・・・」なんでだろうちっとももう終るという気がしない。会場はアンコールの拍手に変わる。アンコールくらいはやっぱり踊ろう。何で始まるのかななんて思いながら見ていると上田さんがステージに出てきた。「きゃ〜〜上田さ〜ん!!」コールしてはみたもののほかのメンバーが出てくる気配がない。頭の中は「??」だらけ・・・・・

黒のジャケットを脱いで白のシャツだけになった上田さんが所定の位置についてスポットを浴びる。思いもかけなかったDrum Soloです。まさかこんな嗜好があるなんて・・・・真剣な表情でドラムを叩き始める上田さん、なんだか殺気立ってるふうに感じるくらい怖い。私がDrumのSoloを聴いたのは17年も前、TONYでのこと。その頃のSoloに比べると数段とうまくなってるなんて偉そうにドラムのこと語れるわけじゃないけれどでも全然違う。すごい・・・時には得意そうに時にはにやりと白い歯を見せながら自分の世界に浸っている上田さん。もともと上田さんしか見ていない私だけれどそれでも目が釘付けになってしまう。カッコイイ!!絶対いい!!ここで始めて気がついた。「ここからだと見たこともないバスドラを踏む足の動きまで見えるんだ・・・・」なんだかそんなことがすごく新鮮。
時には強く時には軟らかく畳み掛けるようなリズムだったりゆっくりになったりいろんなタイコの音が聞こえてくる。そしてその音がリズムを刻み始めて他のメンバーの登場。そのままGuitarの引っ張る音からアンコール曲「Back In The U.S.S.R」へと続く。客席のノリは悪くはないのにやっぱりまだ座ったまま・・・・・
そして、そして私の一押し「Slow Down」のイントロが・・・・これが聞こえてきたらもう浮きまくろうがなんだろうがどうでもいいやという気になって歓声をあげて躊躇なく立ち上がってしまった。・・・と周りの人もほぼ同時にスタンドアップ。そりゃそうだよね、ここはもうおどんなきゃつまらない。これだよこれ!やっぱりライブはこうでなくっちゃ!遅すぎたよぉ〜〜。上田さんの途中の2フレーズ目の♪Give me a little lovin’♪の後の“Prururur”(って表現でわかります??(^^ゞ)唇震わして音出すんだけどね、その表情が何ともかわいいんだな・・・なんて見入ってた私ってしつれーな奴ですか??
続いて伊豆田さんの「Kansas City〜Hey,Hey,Hey,Hey」もうおなじみですね。これでアンコールの1回目は終了。もちろん1回で済んじゃうなんて誰も思っちゃいません。

拍手に答えて再びメンバー登場。「この曲で〆たいと思います」と始まったのが「The Long And Winding Road」・・・・・この期に及んでというんだか最後の最後にきて出し惜しみの新レパートリーが出てきました。
でもねこんな曲やられちゃったらこれ以上アンコール望めないじゃない・・・・もう、いかにもこれでおしまいっていわれたみたいで・・・・立ち上がっていた客席は腰を下ろすこともなくそのままでこの曲に聞き入っている。・・・・・あ〜〜やっぱり今日のライブはもうおしまいなんだ・・・・伊豆田さんのVocalが宴の終演を告げるように会場に響き渡る。曲が終っても私とよしみさんと二人は「みんなこのままおわっちゃっていいの??」といいながら半ばやけくその再アンコールを求める拍手を続ける・・・けど誰もついてきてくれない。そりゃさ2人でやってたって無駄なんだけどさ・・・・さっさと帰り支度を始めるほかのお客さんを横目に「みんなあっさり納得しちゃうんだねぇ・・・」やっぱり今日はみんなオトナなんだ・・・・私はやっぱりもっと聴いていたいぞ・・・・

※そうそう、ライブの途中途中でカウベル付けたりタンバリン付けたりと準備をしている上田さん。わかるんだけどね、ものを取り上げるたびに「よいっしょ!」というのはやめましょう・・・・ジジクサイよぉ〜、せっかくカッコイイのに・・・・・


ライブが終ったステージではスタッフの方が後片付けを始めるせっかくの記念だしとお店の人に許可をもらって上田さんのドラムセットの写真を撮らせてもらう。本人がそこに座っていたらどんなにか嬉しいのにと思いながらもシャッターをきる。
写真を撮り終えたところで思いがけずいつもReportでお世話になっている「シャイなおじさん」にお目にかかることができた。仕事でこられるかどうかわからないとのことだったのだけど来ておられたんですね。でもってその彼の第一声「あんまり静かなんで今日は来てないのかと思いました・・・壊れたあなたを見に来たんですよ」っておいおい!いや、確かにステージのメンバーの目が気になって(??)前回よりは相当おとなしかったかもですが・・・・実はそんなに静かでもなかったんですけどね・・・・私。相変わらず上田さんのシンバルに合わせてぶんぶん腕を振り回して何度お隣のよしみさんのお友達をはたいたことか・・・・この場を借りてごめんなさい。m(__)m気をつけていたつもりではありますがこれはもう習性に近くて気がつくと無意識にやってるもんで・・・・自分でもどうしようもなく・・・・(爆)


そんなこんなで終ってしまったライブ。終った後はもう抜け殻状態。
でも、今回はネットのお友達も含めて7人が集まってオフ会することができたのが嬉しかった。みてきたばかりのライブの感想を肴にわいわいと語り合えるなんて幸せですよね。
12月にも上田さんのライブはあるけれどまたしばらくは行けそうもないですし、またの日を楽しみにして日々を過ごすことになります。さて、今度見れるのはGAR-YIZかそれともPiccadilly CircusかはたまたWishingか・・・・・ありすぎちゃって困っちゃうな。究極の選択だぜこれは・・・・