'98.7.11 吉祥寺Star Pine's Cafe

とうとう行ってきましたGAR-YIZ!!冷静にレポートを書けないくらい舞い上がってます。思い出すと涙が出そうだぁ〜〜〜。長くなります、覚悟して読んでね。


連日の寝不足のため「寝坊」が恐かった私ですが予定通り5:30起床。嬉しいことにダンナが「今日は弁当いらないよ」って言ってくれて大助かり。自分の勝手で出かけるのに気を使ってくれてありがとね。本人には面と向かっては絶対こういうセリフは言えないんでこんなダンナの目の届かないところで一言「感謝!ダンナがあんたでよかったわぁ」・・・・(^^ゞ上田さんに「会いに行く」のが後ろめたくなっちゃうじゃない・・・(爆)

さて、内輪話はどうでもよくって本題のライブ・・・・
18:00開場ということで17:30にお店の前へ。まだ、人はまばらで「どれだけ集まるんだろうねぇ」なんて心配してたら続続と人が集まり始める。整理番号は結構早かったので早く入れるつもりでいたのにチケットにいろいろ「種類」があるらしく「店頭販売チケットの赤字の番号の方からの入場になります」とのお言葉。・・・・・「イナカモンは先に入れてもらえない仕組みになってるのね」と悲しい気持ちになる。だってねぇ、チケぴさえないのに予約電話でこの番号。自分では一生懸命だったつもりなのにチケット購入の仕組みがよくわかんない!優先があったのかなぁ。愚痴ってもしょうがない、ライブが見れない訳じゃないと「気持ちの切り替え」でもやっぱり正直悔しい・・・・・(^^ゞ
「リハーサルが遅れてて開場が遅れます。」とスタッフの方のアナウンスがたびたび流れる。「気合入ってるねぇ」って友人がいう。「これはもうのせるっきゃない!」今日は遠慮なく騒ぐぞぉ〜〜〜!と自分にも気合いを入れる私。「切れる」ためにも結構覚悟がいります。私って普段はおとなしいから・・・・<大嘘?

30分以上も遅れてやっと入場。その頃にはものすごい人。いつもこんなものなんですかねぇ。初めての会場なので見当もつかない。ライブハウスになれてる友人が先に入れるチケット番号を持って席を取っておいてくれる。最初の予定よりもかなり後ろではあったけど、確実に上田さんが正面で何の障害もない。前にはちゃんとテーブルもあるし十分、十分。全然見えないのは渋谷のPiccaで懲りたもんね。せっかく東京まで出てきてまたそうじゃ泣いても泣ききれない。座ってドリンクなど飲んでる間にもドンドン人が増えていく。挙げ句にとうとう新たに椅子まで用意し始めるスタッフ。予想外の人出ということなのならこんなに嬉しいことはないよねぇ・・・ほんとにみんなGAR-YIZを期待してみに来た人なんだろうか??だったら最高。ただね、後から来た人がどんどん前の座席に座るのは結構複雑な思いです。もうちょっと考えて欲しかった。

ステージの上のドラムセットは珍しく(!?)白。しかもタムタムが前に一つのシンプルなタイプ。ああ、そうかBeatlesのドラムセットってこんな感じだった。毎度タムタムが前に2つ並ぶタイプを見慣れてるんでなんだか新鮮。それに黒いセットが多かったよね?ここんところ(再結成TULIPは違ったけど)。
そしていよいよ・・・・・・メンバー登場。
上田さんは今日は黒に白の細いストライプのシャツ。今までみてきた「TULIPバージョンの衣装!??」よりこっちの方がかっこいいや・・・・客席から「上田さ〜〜ん!!」のコールの嵐。あらぁ〜今日は私だけじゃないのねぇ、よかったぁ!上田さんはひたすら嬉しそう。照れちゃってなんだかかわいいなんて言ったら怒られるかしら?だって顔が崩れっぱなし・・・友人の「上田さん、そんなに困らないでぇ〜〜」なんてセリフが聞こえてしまった。(爆)

「何から始まるんだろう・・・」そんな思いで上田さんを見ていた時に始まった1曲目。「え!??この曲知らない。Beatlesにこんなのあった?なんか違う気がするんだけど・・・でもBeatles曲を全部知ってる訳じゃないし」でも、かっこいい!!各パートのソロなんかもあったりして・・・きゃぁ〜久しぶりのドラムのソロだぁ〜ちょっと短かったけど。TONYの「Over Drive」思い出して聞いてた私。ヴォーカルも持ち回りだったねぇ。この曲の正体は後々のMCで判明。これぞ伊豆田さんの作った「問題のGAR-YIZのオリジナル」だったようで「GAR-YIZのテーマ」のような曲ナノだそうです。やっぱりね、へぇ〜〜〜なんだかおしゃれ!上田さんあとのMCで「一番最初にやった曲なんて忘れてますよね」なんてセリフありましたけど、私には結構インパクトありました。覚えてましたよ。また聞きたいな。
2曲目からはBeatles。「Drive My Car」「Good Day Sunshine」「Back In The U.S.S.R」と続く。

上田さんのMC。「ずっ〜とBeatlesのコピーやりたかったけどちょっとしかやってなかった」と。でてきた話がなんと「傷心楽団」きゃぁ〜懐かしい〜なんて聞いてる私たちは紛れもない「Old TULIPファン」。東君が「知ってるよ!この人(金八先生の髪を耳にかけるしぐさ:以後この人は総べてこのしぐさ付きだったりする)がいたでしょ!」違うのにぃ〜わかってないなぁなんて思ってたら上田さん「やだねぇ!誰ですか?これ!」って。「この人はいなかったけど、近くにはいた」「この人はその前か」こんな話にバカ受けしてるのは私たちだけかしら?上田さんがその昔アマチュア時代に「海援隊」のメンバーだったなんて知ってる人いたのかなぁ・・・上田さんその話には触れて欲しくないんだか「あったまきた!」とか「ばかやろう〜」なんて照れまくってたきがしたんだけど。そう言えば随分昔にラジオでヴォーカル武田鉄矢、ドラム上田雅利、ピアノ姫野達也、ギター中牟田俊男、コーラス千葉和臣なんてメンバーのアマチュア時代に録音したという「Let It Be」をやってたんだけど、上田さんこのテープ聞いてみません?笑えますよ。

次の曲紹介「カーナビーツが日本語でやってた」と突然♪たろ〜とはなこが〜♪と歌い出す上田さん。カーナビーツは知ってるけどね(ああ、年がばれるよぉ〜)これは知らなかった。伊豆ちゃんも「知らない!」って・・・そりゃ世代が違うもんねぇ。でやったのが「Ob-la-di Ob-la-da」。途中の「ハハハハ」ってコーラスがすごく耳についてる曲だったんですがそれを上田さんがやってて「ぴったり!」と思ってた私。変なところ見てますよねぇ。次の曲にいこうとしたところでステージ上のスタッフが目にはいったようで突然「誰だぁ〜あの人は・・・」コンサート中にねぇ・・・なんて事があって「Something」。きゃぁ!期待してた曲一番目!「あのドラムでヴォーカル???」が生で聞けた。納得納得。やっぱりすごいわ。続いて「Let It Be」わぁ、もうこれやっちゃうの?やっぱり伊豆田さんのヴォーカルはいいなぁ・・・・いろんな事を思い出させてくれる曲です。

東君のバンド名のお話。そもそもGAR-YIZというのは上田さんの「ガーリー」と伊豆田さんの「イズ」の語呂合わせから来てるわけで東君と哲ちゃんが加わったから「気を使って」東君の「あ」と哲ちゃんの「て」で「あGAR-YIZて」だの「A.T.GAR-YIZ」だの「AT GAR-YIZ」だのいろいろ考えたんだけどどうでもいいからこのままにしたと。でひとしきりしゃべって「ね!?」と上田さんに振ったら上田さんがドラムのところにいない。東君が話してる途中にちょっと席を立って後ろに戻ってたんですよね。そんなに長くじゃなかったんだけど・・・でちょうど戻ってきたところで「どこ行ってんですか!トイレは演奏前に行くように!」と言われて「え!?俺ずっとここにいたよ」ととぼける上田さん。

再び東君の話が続く。哲ちゃんの「“Paul=長嶋”説」とか・・・・「Johnの曲には疲れただの眠いだの滑ったの転んだのという曲が多くて、そういうのがまた好き」みたいなお話。あまり知られていないBeatlesの曲をやるための前振りだったんですがこういう話「やっぱりファンなのねぇ」と思っちゃう。わかるなぁ、あんまりメジャーになってない曲が好きって言うの。で「I'm Only Sleeping」曲が終わった後にとても嬉しそうに「この曲の途中で東君があくびしたんですけどわかりましたぁ?あれJohnのあくびをまねしたんですよ」なんて話をする上田さん。なんだか「ほんっとに好きなのねぇ」って微笑ましくなってきちゃう。自分達のこだわりみんなにわかってもらいたいのねぇって。でもごめんなさい。上田さんしか見てなかったんで東君のあくびわからなかった。(^^;

そして、そして「Devil In Her Heart」何気に始まったこの曲ですが、なんかヴォーカルが弱いと思ったら・・・・・きゃぁ〜〜〜〜哲っちゃんが歌ってるぅ〜〜!!!それはそれは照れくさそうに一生懸命カンペらしきものを覗き込みながら歌う様子。微笑ましい以外の何ものでもないです。初めて聞きました。哲ちゃんの声!なかなかいいじゃない。もっとはったりかまして堂々としれればいいのに・・・ほんとにシャイな人なのですねぇ。途切れ途切れに歌う哲ちゃんそれはそれでよかったです。哲ちゃんだからこそ許せるのよねぇ。「楽しんでいただけましたぁ?人前で初めて歌ったんですよぉ」と上田さん。「哲ちゃんが歌ってる」ただそれだけで盛り上がった曲でした。終わった後の声援気持ちよかったですか???哲ちゃん。また歌ってね。

続いて「She Said、She Said」「I Call Your Name」あ〜!!この曲やったかぁ・・・勝手に予想で書こうかどうしようか迷った曲。書いときゃよかった。
上田さんの「今日はいろんなとこから来てくれてるみたいで」ってお話。あの〜わたしもそのひとりです。富山からはるばると家族を捨てて・・・って違うか・・・

そして伊豆田さんMCのはずが・・・鈴木雄大さんと「イズ・ユー」というユニットでやったという話から上田さんが口を挟んで「Ebony And Ivory」のことを話し始める。「伊豆田君がPaulに似てるって言うのはあるけど決して物まねではないんですよね、ちゃんと自分のものにして歌ってるからいいんで・・・」こういう話をする上田さんって「真面目」って思ってしまう。ところが、その鈴木さんがスティービー・ワンダーのパートをやったらしいのですがそれがまたすごくよかったなんてはなしをしてると横から口を挟む東君。「こら!僕がしゃべってるのに君は!横から!」と怒る上田さん。「もうやだ!新鮮味がなくなって!いいよ!しゃべって!」なんてまるで子供のけんか。あの〜伊豆田さんのMCの場じゃなかったんですかぁ??で伊豆田さんは弾き語りで「Ebony And Ivory」を歌い始める。スティービーワンダーの物まねが目的だったんですが・・・ずっとPaulのパートが続きやっと出たと思ったら1小節分もない「物まね」「え!それだけかよぉ??」と上田さん。受けた受けた!で「Johnのパターンもあるんですけど同じなんです。それから郷ひろみがやると・・・」これもおんなじ・・・伊豆田さん、おかしい!!「今日はいつもやってる小部屋をそのまんまやってるんで小部屋はないんですが」って言ってたけどやっぱりやりたいんですよね、伊豆田さん。次の曲紹介をしようとした上田さんが「あ、ここ俺がしゃべるとこじゃない」とやっと気がついたご様子。伊豆田さんの紹介で「Till There Was You」「Girl」

「アコースティックな曲が続いたんで」と上田さん。「伊豆ちゃんがねがあんまり世に出てない曲を歌えるんでここで1曲やってもらおうかと・・・・ンフフフフ・・・何にしようかな」なんて言った後今の気持ち悪い笑いかただよねぇ」と自分の笑い声が恥ずかしかったご様子。「時々キャラじゃない声を出して困惑したことありません?俺はこういう人間じゃないのにって、そういうやつだって思われたよなぁって。僕だけじゃないよね!??みんなもあるよね、よかった僕だけじゃなくて!」とひとりで納得してる上田さん。おかしな人だ。そしてBeatlesが作った“Apple Record”のお話。彼らが取り上げていたミュージシャンなどの名前を挙げてて思い付かなくて東君に振ったら「え!?僕がしゃべっていいんですか?」さっきまで口を挟んで怒られたてた東君の逆襲。「いいよ!許す!」っていいながらもしゃべりつづけるのは上田さん・・・このお二人なかなかのボケとツッコミです。ALWAYSでの様子を知らないのですが「キャラが変わった!!!」と隣でびっくりしている友人がいました。いつからこんなキャラになられたのでしょう???
私、ここで何をやるかわかっちゃった。どうも先走りして曲を感じ取ってるみたいでひとりできゃぁ〜なんて舞い上がってる。そう、ここでやってくれたのはメアリー・ホプキンに送ったデモテープとして存在してるという「Good-Bye」伊豆田さんはまたも♪You say yes〜〜♪なんてボケをかましてくれる。「ちゃうやろ!それ!」って思ってたら「突っ込んでくださいよぉ」なんて伊豆田さん。どうもリハの時からこうやって飛ばしていたらしいです。「やろうかどうしようか迷ったんですが・・・」ってそんなんで迷うなよぉ〜〜もう!
そう言えば上田さんの杉田二郎の物まねまで出たなぁ。言った後やっぱり恥ずかしかったのか「全然似てないですねスミマセンねぇ」って。きょうの上田さん、やっぱりいつもとキャラが違う・・・・

続いて「This Boy」。曲が終わって再び上田さんのMC。「この曲“This Boy”っていうんですが頭は♪That Boy♪で始まるんですね。でタイトルが頭にあるんで♪This Boy♪と歌うやつと♪That Boy♪と歌うやつがぶつかって“ザス Boy”になるんですよね、で今、最後のほう・・」と言ったところで東君が「ハイ!僕がやりました・・・」あら、そうだったの?きっと聞いてて気がついた人少なかったと思うんだけど・・・そして更に「同じ間違いをBeatlesも練習でやってるんですよね。作った彼らもやってるって不思議ですよね」ああ、そうか、おんなじとこ間違うっていうのもまたうれしいのねぇ・・・それでわざわざ間違いを強調しちゃったりなんかして。かわいい人なんだぁ・・・(きゃぁ、ごめんなさい!)

この後3曲私が本当に聞きたかった曲が続く。「伊豆田君がPaulがBeatles時代に作った名曲とWings時代に作った名曲を歌ってその間に私ががなります」と上田さん。まずは「The Fool On The Hill」Piccadillyの“伊豆ちゃんの小部屋”でいつもさわりだけで物足りなかったのがとうとうフルバージョンで聞けた。伊豆田さんのヴォーカルはもちろんだけど最後のほう上田さんのスティックがくるくるっとまわってからドラムが加わって、それから入るGuiterの音色がなんだかすごく物悲しく響いてくる。ものすごく胸に迫るものがありました。淡々と刻まれるドラムのリズムとGuiterの旋律。ゆったりと流れている時間の中でずっとこの音楽の中にいられたらなぁ・・・・・なんて。そして「Come Together」これも大好きな曲です。中学時代に友達とよく廊下で大声で歌っていたという・・・蛇足ですが先日これをカラオケスナックで歌っていたら全然知らないおじさん3人組みがいきなりマイクなしでコーラスを入れてくれました。それがやたら嬉しかった。(^^ゞこれを上田さんのヴォーカルで聞けるなんて・・・・最後の♪Come Together Yeah!♪のリピート、上田さんの声がすごく“いろっぽい”ぞくっとしてしまいました。(わたしだけかなぁ・・そう思うの)続いて「My Love」わぁ・・・・・ずっと聴きたいと思ってました。念願かなってやっと聴けました。ここでも上田さんのスティックがクルクルってまわって・・・「The Fool〜」もそうだけどこういう曲の「ドラムの間」が大好きです。今日のステージこの3曲続きが一番嬉しかった。

そしてここでGuest コーナー。まずは松尾さんの登場。「なんか近くをとおりかかったらライブやってるって言うんで・・・で、偶然ギターなんかもってたんで。」「こういう時に来てくれるのが本当のファンだよねぇ」のお決まり文句などここぞとばかりに一気にしゃべる松尾さんです。「なんかPiccadillyみたいだねぇ」とも。会場の「きゃぁ〜〜」という反応に「今日はPicadillyじゃないの!Piccadillyの時はPiccadllyだよ!」という上田さん。こだわってます??「でも、ここMonkeyの列だよねぇ、猿の・・・」と松尾さん。それから“Paul=長嶋説”に対抗して!???“John=松尾芭蕉説”の解説が始まる。「Johnの歌に“悲しみの池”なんか出てくるのがあって芭蕉にも“古池やかわず飛び込む水の音”ってあるじゃないですか・・・」???スミマセン、私の思い違いかもですが“古池や〜”って芭蕉じゃなくて小林一茶ではないでしょーか???誰か真相を教えて・・・(^^ゞ 気になってしょうがないんだけど確認できないでいる。で「僕も1曲歌うんですが・・」という松尾さんに「え?たまたまとおりすがっただけなのに歌ってちゃうんですか?」と突っ込む東君。「東君がうたおっかななんていってたからたまたま練習してたんですよぉ、この曲」と松尾さんのヴォーカルで「Woman」

続いて2人目のGuest、杉さんの登場。杉さんもまた一気にしゃべりまくる。「僕もね、たまたま近鉄に買い物に来ててなんか上田さんのドラムのような音が聞こえるなって。で、偶然ギターもってたんで・・・」とお約束のお言葉。「いいなぁ、もう、パターン化されちゃて」とうけてる上田さんに「上田さんって暑がりですか?そのなんていうの“手うちわ”??一段と暑さに拍車をかけるみたいな・・・」毎度毎度MCのたびに両手をぱたぱたさせている上田さんへの鋭いツッコミです。そうか、杉さんはいつも後ろにいる上田さんを見ることって少ないんだ。私もいつも気になってたんだけどね。テレビでしゃべってる時にもやってるよねぇ、上田さん。以前はやってなかったきがするんだけど・・・・。「このメンバーと知り合ったのも杉君のおかげなんだよね。いってみれば彼が結び目で・・・」と上田さん。その後も伊豆田さんとお酒の話など雑談ふうに続きます。そして稲垣さんのレコーディングに“ギターリスト”として呼ばれたお話。「え??俺でいいの??って 聞いたらいいんですって言われてアコースティックかと思ったらエレキでなんて言われて・・・弦も2年くらいはりかえてなくてって錆錆でも言えなくてさびたままやりましたぁ」と会場バカうけ。「じゃ、そろそろやりましょうか、準備は・・・?」との上田さんの問いに「今日は弾いちゃうよ!普通の人はちゃんと音でてるかなってやるんですが僕の場合はいつもはちゃんと音消えてるかなって多いんですけど・・・」と杉さん。楽しい人ですねぇ。で杉さんのヴォーカルで「The Night Before」歌い終わって一発ボケをかましてステージを去って行く杉さんに「おかしなやつだなぁ」と上田さん。でも、今日の上田さんも十分おかしいと思いますけど・・・・私。

このあとは「Beatlesもいいけどちょっと日本語も聴きたい気持ちになってません??」と“新曲”のお話。「今回オリジナル用意しようと思ったんですけどなかなか時間がなくてそうは問屋が卸さなかったんですけど、後々はBeatlesっぽいのも含めてオリジナルもやっていきたいと思ってるんですが」と、次の曲のための準備のため「伊豆田君、ちょっとごめんしゃべってて」と上田さん。で、下においてあるものを取り上げるのに「どっこいしょ!」ってねぇ、それマイクはいってますけど・・・・おじさんしないでね。それで話を受けた伊豆田さんが「今回、上田さんに僕用の書いてっていわれてたんですけど作ってるうちに・・・」「そうそう!それで“コリャ上田には歌えないな、あたしが歌う!”ってことで・・・伊豆田君が歌うんですが」と上田さん。「昨日までは歌詞が英語で英語で練習してたんですけど伊豆田君が徹夜してホンヤクして今朝できたばかりです」と2曲目のオリジナル仮タイトル「New York Style」Jazzの雰囲気で“今までにない”感じのおしゃれな曲です。う〜ん、オトナのムードねぇ・・・・

そして、そして、そして・・・・・・・・・・
「本当は東君も書くって言っててできたらやるはずだったんですが間に合わなくて・・・」というセリフに「間に合わせたじゃないですか、しつれーな・・・・」とブツブツつぶやく東君。「え!??しつれーだよ、俺って。ん?オリジナルの話だよ。そんな暗く言わなくても・・・話どっちの方向へいってる?」「え?暗くないですよ別に・・・暗くない、暗くないほんっと暗くない、いいですよ先進めて・・・」「そんな暗くないっておたがいなぐさめあってどーすんの!ま、いいか」こんなやり取りのあと「ちょっとめんどくさいから」とモソモソ動き始める上田さん。ドラムを離れて楽屋へ戻りかけるボケをやってからなんと、前方のスタンドマイクのほうにでてきてしまいます。「さっきから前へ出てきたくてたまんなかったんですよね!」ととってもとっても嬉しそうなご様子。「で、何を始めるかというと・・・ちょっと皆さんにも参加してもらおうとかってにコーナーにしたんですけど・・・」え!????これってもしかして・・・・なんてドキド キしてると「今、博多では祇園山笠の真っ最中で・・・僕も明日帰るんですが」きゃあぁ〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!「オイサだぁ!!!!」とまたしても先走りで盛り上がってしまってる私。「昔、僕がこの祭りのために作った曲がありまして“オ・イ・サ”といいます。」あ〜やっぱり!「何で、ゆっくりしゃべってるかというとさっきやった曲とあまりにも雰囲気が違うんですねぇ。で、気分を変えて皆さんに前の曲を忘れてもらうためにもこうやって前へ出てきたんですが・・・この曲に掛け声が入るんですがこれを皆さんに参加してもらおうと思って」と上田さん。まさかまさかの「オイサ」です。CAVERNへのメッセージに「オイサやりません?」みたいにリクエストしてた私です。なんだか願いを聞きいれてもらったみたいで一人舞い上がってます。上田さんは一生懸命に「掛け声指導」を始めます。ところがどうもメンバーもあんまり気乗りしてなかったみたいで「メ ンバーも反乱を起こすかもしれないからいっしょに練習やってみよう」なんて。東君の「あ〜!きったねぇ!!!」のお言葉に「練習しててもいつもすぐ“あ、こりゃさ”とか“どっこいしょ”とかちゃんとやってくれないんですよ。真剣に僕が歌ってるのにだんだんやる気がなくなってきて・・・じゃ、いくよ」と一度目の練習。全然声を出さないメンバーに「ほらぁ、やってない」と抗議。東君が「あれ、今のはお客さんだけじゃないの?」と一言。「ん?じゃなんで俺ここにいるの?伊豆ちゃんは絶対裏切らないってわかってるんですよ。だからここにいるんでしょ。てっちゃん、“俺さっき歌ったからもういい”なんて思ってない?だめだよ、やるんだよ、いっしょに!」で、再度練習。案の定メンバー含めての練習でも♪こりゃさ、どっこいさ♪とやり始める東君。「ほらぁ〜〜!」っと東君にケリを入れにいく上田さん。「ギターひちゃうぞ!!俺は」とわけのわか らない抗議。あ〜〜、あ〜〜バンマスの威厳って・・・・「わたしゃ、東君が好きだって人は東と上田がきらいだって人は東と・・・だめだよ!どっちでもいいからちゃんとやってね!自由参加じゃないよ、強制だよ!」「オイサ」やるとは決めたものの客席がついてきてくれるかすごく心配なんですよね、きっと。「曲の構成とか説明するとみんなに譜面とかくばんなきゃいけないからとにかく“ここかな?”って思ったところで入れてください。みんなの声がこだまするとなかなかしらけない曲だと思います。しーんとしてきかれるとこっちもタマンナイものがあります。じゃ、ドラムに戻ります」と定位置へ戻る上田さん。それでもまだ心配らしく「どこでもいいからって頭からでないでね、やる気なくなるから・・・ちゃんとタイミング見てやってね」なんて更に念を押してます。私は大丈夫だよ!リクエストした手前羞恥心などかなぐりすててがんばるからね!まかせてね!(^^)vで「オイサ〜幻の福神流」周りなど気にせず大声を張り上げて おりましたが上田さん、届きましたか?そして皆さん参加されてたんでしょうか???曲を知らない人にとってはどうだったんでしょう?ステージから見える反応が気になりました。あ、上田さんせっかくの「オイサ」だったのにちょっと歌詞間違えたでしょ!?だめだよん、上田さんが間違えちゃぁ。でも、やってくれてありがとう・・・・嬉しかった。

「オイサ」が終わって「さぁ〜、Beatlesにもどろー!」となんだか照れくさそうな上田さん。東君が「何年前でしたっけ?Alwaysでやりましたよね」とフォローを入れてくれる。「上田さんオシリ出してるんだよね。でも、あの時の上田さんカッコよかったよね、ドラムの台に乗っかってる感じと祭りの時っっておんなじ感じで」東君の優しさだよね、これって。(^^)上田さんは「どういういみだよ、それって!」っていってたけど。
そして「さっき言った、ってさっき頭の中で僕が言ったというか・・・何言ってんだ俺・・・」と一人ツッコミしてる上田さん。「Beatlesのこういう世界が好きだというやつをもう1曲やります。いろんなノイズとがはいってきてこれが一番好きだという人も多いんですけど・・・」「I Am The Walrus」初めて聞く曲でしたがドラムの「トタトタトタ」という響き、ベース、不協和音みたいなこの音、どっかで・・・・あ!「踊り子」(By Tulip)だ。そう思いながら聞いてしまいました。♪I Am The Walrus♪Woo〜〜〜!なんて掛け声がやたら気に入ってしまっていっしょに♪Woo!!♪なんてやってました、私。
そして次の曲へのドラムの準備でちょっとの間が・・・いきなり♪goo goo goo joo♪と「I Am The Walrus」を歌い出す東君。伊豆田さんの「どーいうばつなぎですか???それ」という冷静なツッコミ。で「Don't Let Me Down」へ。この上田さんのヴォーカルもなかなかしっとり聴かせます。

そろそろライブも終盤です。「も、終わりに近づいてきたんですが・・・今度また機会があったら、東君とかがオリジナルを書いてくれたらまたちょっと違った形でBeatlesもやるけどオリジナルもたくさんやる感じでいつかやってみたいと思います。」と上田さん。では・・と次に行きかけたところで「上田さん、今度またやるんですよね、ほら!」と東君のフォローが入ります。「あ!そうだ忘れてた」・・・・(^^ゞ上田さんお得意の「忘却」。この後の予定など「告知」のお仕事をすっかり忘れておられたようで東君に言われてようやくもろもろの告知。まぁ、欲がないというんだかなんというんだか・・・・らしいですよねぇ。その間に伊豆田さんはKeyからギターに変わり、いよいよ最後の盛り上がりRock’n Rollナンバーが始まります。
「Can't Buy Me Love」「Bad Boy」「I Saw Her Standing There」とヴォーカル3人それぞれのナンバーです。これは圧巻でした。楽しい楽しい!!東君、上田さんのShout!がはじけます。もう最高!東君は「I Saw〜」が始まる前にまたまた♪君はファンキーモンキーベイビー〜♪などと訳のわからぬ場つなぎをやってくれるし上田さんは曲の途中で♪オイサぁ!♪なんてShoutいれちゃうし・・・おいおい!飛ばしてるよねぇ。いやぁ、盛り上がった盛り上がった!続いて「本当はこれでおしまいにしようと思ったんですけど構成で最後にやっぱり一番僕ららしい曲がありましてこれを聴いてもらわないと終れない曲があります。」と。「これを聴いてからにしてくださいよぉ、付き合いアンコールは・・・・・って、アンコールまで請求しているやつがいる・・・」ってまたまた一人ツッコミを始める上田さん。LP「Abey Rord」の中のB面のメドレーの紹介をして「Golden Slumber/Carry That Weight/The End」のメドレー。きゃぁ!これ聴きたかった!途中のちょっとしたドラムソロ!迫力があって大好きです。エンディングらしい曲ですよね。ただ、Rock'n Rollで盛り上がり過ぎたところでしっとりと「Golden Slumber」が始まった時はせっかく立ち上がって踊りまくってた“勢い”のもって行き場がなくてとまどってたけど・・・(^^;で、毎度のようにスティックを放り投げておしまいでした。・・・あのスティック欲しいなぁ・・・・・

客席からはメンバー全員のコールが花盛りです。もちろん私たちも一通りコールしてました。決して“付き合いアンコール”じゃないですよね?もっと、もっと聴いていたいよね。・・・・そしてアンコールの始まり。

「今日はこんなにたくさん曲をやって曲を聞いてもらって・・・う〜ん・・・・」照れて言葉が続かない上田さん。「もう、この後はRock'n Rollしかありません!!まずは東からいきます!」と「Hippy Hippy Shake」東君のShoutが一段と迫力を増します。そして上田さんの「Roll Over Beethoven」歌い終わってさすがに息が切れている様子の上田さん。そう言えば昔、演奏直後のMCは肩で息しながらやってらしたよなぁ・・・「ここでゲストの2人に再び登場してもらいます!」という事で杉さんと松尾さんが再びステージへ。準備の間上田さんの口から思わぬ一言が・・・「Rock'n Rollは40過ぎるときついねぇ・・」げっ!!そんなセリフ上田さんに言って欲しくないわい!!と思った瞬間「いやだぁ〜〜!!!そんなこといっちゃ」の叫びが・・・・・スミマセン、その主は私です。m(__)mm(__)m自分ではつぶやいたつもりが・・・・「雄たけび」になっておりました。(-_-;)自分で自分の声の大きさにびっくりしてまさに「穴があったら入りたい」状態でした。でも上田さんすかさず「嘘だよん!まだまだ大丈夫だよ。去年42.195K僕は走ったからね」って答えてくださって・・・これで少しは救われました。だったらねぇ、こう言う台詞ステージで言わないでね。もしこの時上田さんの横に私がいたら声を出す前に手が出てます。(^^ゞだって嫌だったんだもの・・・・・Rock'n Rollしてなきゃ上田さんじゃないもの、私にとっては・・・

杉さん達の準備も整って見渡すと・・・「まるでPiccadillyだねぇ・・・・」そりゃそうですよね。メンバー8名中6名までがそろっちゃってるんだから・・・・「全員で1曲やって終りたいと思います」「Kansas City〜Hey Hey Hey Hey」伊豆田さんも力が入ってます。全員での熱唱。最高です!

曲が終ってもみんなまだ拍手やコールを続けます。「もっともっとやって欲しい」きっとみんなそう思ってたよね。会場が明るくなってもそれでもまだ辞めません。しばらくしてから上田さんだけがスタンドマイクのほうへ「どうも長いことありがとうございます。もうね予定されてた曲全部やり尽くしちゃったの。今度の機会にはもっと増やすんでね。うん、がんばるから。オリジナルも増やしますからまた来てください。どうもありがとうね、Thank You!!」と言う言葉を残して今回のライブは終ってしまいました。
同じ曲でもよかったんだけど・・・・開演も遅れてたし、タイムリミットだったんだろうなぁ・・・・永遠にライブを続けていられる訳じゃないのでいつかは終わりが来るのだけれど・・・・やっぱり、もっと、もっとライブの中にいたかった。

さて、今回のライブ、いっしょに聴いていた友人達は半ば「わたしのためのお付き合い」で参加してくれた友人でした。その友人達が「こんないいライブ、そうはないよ!」「よかったじゃない。いいライブで・・・」そう言ってくれました。その言葉がとても嬉しくてそうだよね!そうだよね!」とひたすら繰り返していた私です。“上田さんがそこでタイコを叩いていればなんでもいい”私のひいきめじゃないですよね?とにかくとにかく楽しかった。
あれだけ飛ばしまくる上田さんと東君のALWAYSコンビも意外だったし、そして汗を飛ばしながら自分の世界に入り込んでる哲ちゃんの姿にも惹かれるものがありました。今日じゃなきゃ見られない姿を見せてもらった気がします。

でもね、上田さん、しきりに東君に「ツッコミが早い」だの「横から口出しして」だの文句言っておられましたが・・・私にはMCを引っ掻き回してたのが上田さんに見えてました。・・・きゃぁ、ごめんなさい。すっかり子供になってるリーダーを見守る「オトナ」のメンバー。今日のGAR-YIZはそんな風に映りました。それがまた楽しかったのだけれどね。これからもずっとGAR-YIZのキャラクターはこんな風なんでしょうか???一応上田さんが一番「オトナ」のはずなんだけどな。

今日のライブの前に「演奏曲予想」なんてやってたけどその時に「どっちに転ぶのかなぁ」って思ってました。あんまりBeatlesを知らない人のためにはきっとメジャーな曲のほうが受けがいいんだろうけどコピーバンドとしてはやりたい曲は違うんだろうなぁって。CAVERN CLUBでの演奏曲とにらめっこしながら「この曲が好きみたいだけどあんまり有名じゃないからどうかな?」なんて思いながら書かなかった曲なんかが出てきたりして。「あ!やっぱりこれやった!」みたいな曲もあってまたいつもと違った楽しみ方もできました。「ファンのこだわり」ってみんな同じなんですね。話がずれちゃうけど再結成のTULIPでもこういう選曲して欲しかったなぁ・・・同じなのよ、「一般的に有名になった曲」よりも「LPでしか聞けないマイナーな曲」が聞きたい、演奏したいって感覚は・・・でも、知らない人ばかりだと「盛り上がらないかなぁ」みたいな不安もあって選べないって気持ちもあるんだよね。昔バンドやってた時がそうだった。なんて、わかったようなこと言ってるけど・・・

「またの機会に・・・」という言葉がありました。今度はいつこういうライブをやってくれるんでしょう。たとえ決定しても私にはいけるかどうかもわからないんですけど・・・・機会さえあればまた私もはるばる出かけたいと思っています。それまでは・・・・再び“自宅謹慎”していましょう・・・

長い長いレポートにお付き合いいただきましてありがとう。楽しんでもらえたのでしょうか?行きたくても行けなかった方、ちょっとはみてきた気になれましたか?そして「どうでもよかった」人、1度は聞きに行ってもいいかなって思われませんでしたか?・・・感想などいただけたら嬉しいです。